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12月。
毎年言っていることなのですが、再スタートをするにしても、まずは「入門レベル」からスタートしましょう。
いきなりトップギアで、判例をゴリゴリ勉強する必要はありません。
そういうことをやると、それこそ今年の問題45みたいな問題で足もとをすくわれます(というか、そういう受験生を狙い撃ちするのが、例年の記述式問題です)。
お金をかける必要もありません。
民法についても、来年度の試験は「現行民法」での出題ですから、今はせいぜい六法を新しくするくらいでひとまず十分です。
問題を取り入れるにしても、まずは過去問です。
選択肢の1つ1つをチェックしましょう。
「○か×か」ではなく、「なぜ×か、なぜ○か」の理由付けの部分にこだわってください。
その理由付けの部分が、記述式問題のネタ元でしょ?
また、問題の解説だけでなく、そこから一歩進んで、持っているテキストや六法へ行きましょう。
その肢で問われている1つの知識だけでなく、それに関連する条文や判例、解説も併せてチェックしてください。
解説を読んで満足しているようじゃあ、まだまだ。
“周辺知識”という表現がぴったりだと思うのですが、同じテーマのなかにあるにも関わらず、未だ出題されていない条文や判例があるはずです。
そういったものを、過去問の学習と併せて、その機会に学ぶわけです(←私も含め、「過去問が大事」という講師は、必ずこういった復習の仕方を推奨します)。
11月の試験に向けて、「基本から応用へ」進むことを心がけてきたかと思います。
条文を「基本」とすれば、その条文の解釈や適用の是非が争われた判例が「応用」にあたるかな。
勉強が進むと、どうしても「応用」のほうにばかり目を向けがちです。
択一式がわかりやすいけど、判例の出題がわかりやすく目立ちますからね。
……にしては、「基本」を外す受験生が多いのがとにかく残念(涙)。
「応用」へ向けていた関心を、一度「基本」のほうに戻しましょう。
今の時期だからこそ、今年の記述式も結局そうでしたが、「基本」を直球で問われたときこそ真の実力が試されるということを、イヤってほど味わされた今の時期だからこそ、「基本」を徹底的にやっておきましょう。
土台が強い人は、最後まで強いってもんです。