こんばんは。

台風が来て、日本中大変ですね。

私も午後からずっと、NHKの台風情報をずっと見ていますよ。

ホント、今年は災害が多くって、日本はボロボロです。

何が原因かわかりませんが、霊的な意味もあるのでしょう。

だって、こんなに神様方が抑えて下さっていても、この有様ですもの。

宮崎の田んぼの横の用水路で流された行方不明の方、元気で見つかると良いですね。

 

さて、続きです。

 

お休み前だったので、メイクを落としてゆっくりお風呂に浸かって、その夜も安心して眠りにつきました。

 

 

今度こそ多分真夜中、ぱちりと目が覚めました。てか、夢か現実か定かではありませんが、頭は少しぼーっとしていて、リアルな夢を見ているって感じです。

 

ベッドの足元あたり、段ボールの上に置いてあるあのマネキンの顔が、うすぼんやりと窓からの月の光に照らされてこちらを見ています。ちょっと、いや、かなり気持ち悪いわー。

 

しかし、何故かマネキンは私に何かを言いたそうに見えました。

 

「どうしたの?」

 

何か黙ってるマネキンが可哀そうな感じがして、思わず声をかけてしまいました。

 

マネキンは何も言いません。

 

昨夜はあんなに元気に動いていたのにどうしたのかしら?

 

もしかしたら、昨夜、喋って動いているように見えたのが既に夢の中で、元々マネキンは動いてなかったとかー。

 

そうそう。

 

余談ですが、私って極端に寝つきが良く、大体お布団に入って3分から長くても7分で眠りに入ってしまいます。今は、アイホンのアプリ「スリープマイスター」を毎晩セットして寝ていますが、いつも睡眠効率が97%以上の結果が毎朝出てきます。

 

アプリによると、ベッドに入ってから眠りにつくまで、ホント毎日5分くらいで。

 

そうやって考えると、昨夜は夢の中だったのかも知れませんね。

 

「ちょっと、何か言ったらどうなの?」

 

マネキンに再度言ってみました。

 

マネキンは(当たり前ですが)黙ったままです。

 

せっかく心配してあげてるのに、何よその態度!ちょっとムッとして、起き上がってベッドの上からマネキンの頭の上をペチッと叩いてみました。

 

「てっ!」

 

「え?てっ!て、あら、話せるじゃない。」

 

マネキンを抱えて自分の顔の位置まで上げて、暗い中でまじまじとマネキンを見つめました。

 

その瞬間です。目の前に画像が広がります。

 

そこは華やかな繁華街の一角にあるブティックでした。

 

どうやら、マネキンの記憶みたいです。

 

店内の中央に置かれて、素敵な花柄レースのサマードレスを着せられています。もしかして、レッドヴァレンティノ?ストローのフェドラハットは、今思えばアンソロポロジーみたい。手にはベージュのバッグ、足元は黒のヒール。

 

こんなのあり?ってコーデですが、恐らくいくつかのブランドを組み合わせたようなディスプレイで、多分、そのブティックの店員さんの好みなのでしょう。結構お高そうな格好ですが、沢山のお客さんの視線を浴びて、マネキンはとても幸せそうです。

 

「見て、見て!私を見て!!もっともっと!!!」って感じです。

 

確かに、人から注目されて気持ちの良いのはわからないでもありません。

 

私はそんなに綺麗じゃないので、男性の方々からチヤホヤされた経験はほとんどありませんが、たまに『私を見てるかも♡』って感じの視線を感じるとちょっと気持ち良いですよね。

 

それも、テレビカメラの目線のように足の先から頭のてっぺんまで、下から上へじ―っと見られるのは嫌だけど、ドレスアップした時に通りすがりの彼女を連れた男性にチラ見されるのはちょっとだけ素敵♡。

 

そして、男性からの視線よりも、女性から浴びる羨望の視線の方がその何倍も気持ち良いって事を、大半の女性はわかっています。

 

マネキンのディスプレイはどんどん変わり、ファッションショーのようなシーンはたくさん続きます。

 

自分が一番輝いていた瞬間。多くの女性客からの視線を浴びていたマネキンは、それをわかってもらいたかったのね。

 

それにしても、このマネキンにそんな過去があったとは。

 

 

続きます。

 

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