いつもはブラジルから一時帰国しても、ほんの１−2日であの頃の自分に物足りないくらい自然な感じに戻って、日本の食べ物も景色もなんだか昨日まで付き合ってきたように馴染んでいたのですが、今回はなかなか違和感が取れない。日本がちょっといつもと違う。　いや？　日本ではなくて自分が変わったのだろうか？
そんな自問自答を心の隅で繰り返しながらもう5日目。　やはりブラジル在住12年目にしてなにか心境が変わったのだろうか？　それとも結婚したから？　などとまたいつの間にか自問自答している。

さて、今回大垣市の友人の林くんのお寺までの道中を敦賀の高岡くんが車で送ってくれたので撮影したのものを動画にまとめました。距離にすると１００キロくらい、その距離は私が住んでいるブラジルのマリリア市から、よくお参りに向かうバウルやバストスと同じくらいの距離です。
参考のためそれぞれの地図を掲載しました。

敦賀から大垣の地図


マリリアからバストスの地図


マリリアからバウルへの地図


ね、同じくらいでしょ？
しかし、距離は同じでも景色は全く違います。この頃の日本は12月初旬、まだ少し秋の気配が残っていて山並みが綺麗でした。　ブラジルのダイナミックな景色も素晴らしいですが日本の小高く重なり合って彩られた山々が迫ってくる道も気持ちが良いものです。

その地域に住んでいる人は慣れてしまっている道でも、他所の国からきた人にとっては輝いて見えるのです。ブラジル来た当初はもっと興奮して眺めていた景色を、最近では当たり前のように感じるようになっていましたが、今では日本の山道に感激しています。　その風景も日本にいた頃は当たり前だったものです。

YouTubeの動画は世界中の人が見ていますから、私がブラジルで撮った何気ない風景も、今回の敦賀から大垣の風景も、見る人によって様々な見え方をするのだと思います。
これからも「ブラジル散歩」で本当は当たり前でない日常をアップして行こうと思います。
一緒に散歩にお付き合いください😃

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