約20年前に通ったバーテンディングスクール．．．
その話
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トップの成績で「卒業」したのに実践することもなかったけど、この度やっと、遠征中の副業ってことで、Chief's Mess（ラウンジって書いてたけどこれが正式名）でバーテンダーデビュー。
副業って言っても時給がもらえるわけじゃなく、もう一人のバーテンダーとチップの山分け。でも仕事しない日でもドリンクが無料。
遠征中お金使うって言ったらここで飲むときくらいだったけど、今まで使った分の元が取れちゃう上、現金も入って来るって話。週一くらいでスケジュール入ってて、初日はそんなに忙しくなかったけど4時間で$80くらい稼いだ。副収入なんてまるで必要ないくらい稼いでるから必要でやってるわけじゃないんだけど、ほとんど毎日Ｍｅｓｓに行ってるし、やりたいと思ってたことだから「仕事」って感覚はない。客はもちろんみんな常連でほとんど知り合いだし。
その他にも入口でIDチェックしたり入場制限するバウンサーもやることにしたんだけど、こっちも仕事中は一時間に一杯ドリンク無料で持ってきてくれるって話。ま、バーテンダーになったらいくら飲んでも無料だけど。
さて、数日前にいつも通りMessに行ったらカウンターにギネスを注いだグラスがあって、あたかも誰かがオーダーして待ってる間にポップコーンでも取りに行ったような感じだった。いつもはワインかウイスキーをたのむ私、たまにビールも飲むけどギネスは飲んでなかった。でもそのグラスに注いであったのが美味そうだったから私もギネスを飲むことにして、注文した主が戻って来たら一緒に飲もうと思ってそっち側に回ったら．．．
そう言えばその数日前に話には聞いてた、去年突然亡くなった兄貴．．．私は会ったことなかったけど、ここで一緒に過ごす何人もの兄貴たちの仲間だったそうだ。その故人がいつも飲んでたのがギネスだったってことで．．．
もし彼がここにいたら一緒に飲んで話してただろうな．．．いや、彼はきっとここにいて、一緒に飲もうって誘ってくれたんだと思う。マジでそんな気がした。
過去に書いた故人を偲んで飲んだビールの話。
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