じざいや的日常~きものがたり~着物が織りなす素敵な物語  

元町の着物屋・じざいやの紹介と着物で過ごす日々のこと。
犬猫や食べもののことなぞも織り交ぜて。

今日は処暑。富士には月見草、秋には更紗。

2019-08-23 13:18:58 | 今日のおススメ品
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今日は処暑。
秋の入り口ですね。お盆過ぎて空気ががらりと秋になってきました。
日中が30度越えていても夕方には 30度を切るので
夜が過ごしやすくなってきましたね。

富士には月見草がよく似合う、といったのは太宰ですが
秋には更紗模様がよく似合うと感じています。
なので じざいやでは秋のコーディネイトに多発しています。
もちろん、春色の可愛い更紗もあるんですけどね。

そもそも、更紗とはナンだ?と問えば 、はっきりした定義はなく、
世界各地でさまざまな発展を遂げ、日本の染織りにも深く影響を及ぼしましたが
とにかく多様なので 大まかに「花や人物などの模様を染めつけた木綿の布」
というのが 世界の共通の認識になっているようです。
和装に染める場合は木綿に限らず絹のものも多いです。

エキゾチックなこの柄はインドが起源とされています。
木綿の産地でもあるインドは染色も様々に発展しました。 
紀元前3000年頃には  木綿織物に手描きの更紗が染められ始めています。
初期の更紗は枝などの細いものでロウケツ染めにしたものでした。
それがインドから世界中に広まり それぞれの土地で独自の更紗となっていったのです。

まずはペルシャへ渡り ペルシャ更紗になりました。
イギリスやフランスへも広がってヨーロッパの花模様へと繋がります。
もちろんアジアでは タイ更紗、 バティックの名前で知られるジャワ更紗。
日本では和更紗になりました。
各国で文様も技法も別々に発展して一見全く別の模様になりましたが
どれもなんとなくエキゾチックで密度が濃く それが「更紗らしさ」になっています。

日本に渡ってきた更紗は 室町時代に南蛮渡来の舶来品として上流社会で珍重され
茶人の間では名物裂として愛用されました。
国内で更紗が作られるようになるのは 木綿の栽培が普及した江戸時代です。 
はじめはインド更紗やジャワ更紗を模したものでしたが
次第に日本独自の模様や構成が取り入れられ 日本風に変化していきました。
しかし 日本風になっても更紗は更紗で
日本の絵画の持つ空白や簡略の美とは違い
過剰なまでに空間を埋め尽くし色彩も豊富なものです。
それゆえ 実は着物の柄として流行するのは 昭和、それも戦後になってからです。
それ以前は茶道具や小物、せいぜい男性の襦袢の柄として使われていました。

じざいやでは インドネシアで習得した技術を
独自の感性で染め上げる 橋本文子さんのチャンチン染めを得意としていますが
今回ご紹介するのは 本場インドネシアの工房で日本人指導の下に染めらられた
ジャワ更紗です。
和装に合うように 色柄や染料を吟味して
丁寧に染められています。

 玉虫正直さんのあごろ織  に ジャワ更紗の帯。
昨日のコーディネイトのジャワ更紗より 和更紗チックですね。

 柄は細かくぎっしり、ですが 色数は少ないのでくどい感じではありません。
紬はもちろん、縞の小紋などに合わせても似合います。
決算セールは今月いっぱい。お買得も今月いっぱいですので お早目にどうぞ。

 
 
 
 
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