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最近、興味を惹かれているのが、「メガビタミン」(≒ 分子栄養学、オーソモレキュラー)についてのこと。


最近読んだ本の中で、体験談などを読んでいたら、草分け的な創始者のことが気になって、検索して図書館で借りてきました。(創始者の言葉を読みたくなる私のパターンです^^)


日本でのメガビタミンの実践提唱者は物理学者の三石 巌(みついし いわお)先生だそうで、この全集は30年以上前に出版されたようです。

なんと全28巻!(もう絶版のようですが)


すごくがっつりした内容で、飛ばし読みみたいな感じではありますが、近代の医学的な研究の歴史がリアルに解説してあって、とても興味深く読みました。

これだけのことを研究して、きちんと文章で解説する労力を思うと、本当に頭が下がります。


読むのは簡単だけど(いや、さらっと読むだけでも数時間はかかるのに)、どこの誰がどういう研究をしてどういう結果が出て、こういうことが分かったとか、細かな専門用語も解説しながらきちんと文章にまとめるなんて、どれだけの労力を注ぎ込んだんだろう。

やっぱり学者さんというのはすごいです。


このビタミンCのすべてという本を読んでいて気になったところがあったので、ちょっと紹介します。

というのは、今、コロナウィルスで世界が揺れ動いていますが、基本的な知識が全然ないんですよね。


私はコロナっていうものが、突然新しく出現したウィルスだと漠然と思っていたんですけど、コロナウィルスっていうものはすでに昔から知られていたんですね。



 以下本文引用


風邪という病気の引き金をひくのはウィルスであるが、上気道感染のうち数パーセント以下は「マイコプラズマ」による。
これは19世紀にすでにパスツールによって発見された微生物であるが、細菌とウィルスの中間に位する、細胞膜を持たない風変わりな半生物として、1963年に再発見された、風邪の病原体の1つである。

ビタミンCはウィルスには対抗できるが、マイコプラズマにはそれほど強力なパンチは食わせられない。
ビタミンCで風邪が100パーセント抑えられると考えると、あてが外れる恐れがある。
風邪の徴候があらわれ、頑固なせきがあり、発熱するようなとき、ストーンの処方が効果をあげない場合には、マイコプラズマを疑う余地がある。
ただし、これを確定するためには血液検査がいるから、簡単ではない。
テトラサイクリン、エリスロマイシン、カナマイシンなどの抗生物質を用いて肺炎を防ぐのが賢明ということらしい。

風邪をおこすウィルスとしては、インフルエンザウィルス、コクサッキーウィルス、アデノウィルス、レオウィルス、コロナウィルス、ライノウィルスなどがあり、その種類によって症状が違う。
ところがこれらのウィルスは、無差別にビタミンCの対象となるのである。

普通の風邪は、まずウィルス感染に始まり、これに溶連菌などの最近が追い打ちをかけ、結局は「混合感染」の形をとる。ビタミンCには殺菌力があるとはいえ、ウィルス段階でこれを頓挫させることができたら、これに越したことはない。



 ※ストーンの処方について ーーー  風邪をひきかけた時、1.5 g〜2.0 gのビタミンCを20〜30分間隔で服用し、症状が無くなるまでこれを続ける。この方法のコツは、なるべく早くこの処方を実施することである。
 ストーンの処方の教訓は、平常から適当量のビタミンCをとっていれば、風邪が予防できる、というところにある。逆にいえば、ビタミンCの摂取量が不足すれば、ウィルスの攻撃に対して弱く、風邪をひく、ということである。



 以上引用終わり(三石巌全実績8 ビタミンCのすべて)


三石巌先生の分子栄養学では、高タンパク食とメガビタミン(ビタミンを多量にとる)ことが主な方法のようですが、詳細についてはまだまだ勉強段階なので割愛します。

しかしながら、ビタミンCを沢山とることが、今の私たちにはとても有効なことではないかと改めて思ったので、ピンときた方はぜひビタミンCの摂取を(サプリメントで)心がけてもらえればと思います。

私もこれからですけど。


今、自分がたまたま関心を抱いた本に、こうした内容が書かれていたので、ちょっと驚きでした。