僕の夢が死に絶えて 笑う顔を思い出したよ
ここはこんなに冷たい孤独 あの子の笑い顔を思い出したよ


さようなら どうか君も笑って欲しいな
さようなら どうか君は笑って欲しいな
さようなら 出来るなら手を繋いでも良いかい?
さようなら 出来るなら抱き締めて良いかい?
さようなら
さようなら…




冷えた指先が空気をなぞった かき回して酸素を分離させるよ
29元素の何かが足りなかったんだ だからきっと不完全

さようなら 完璧なものを探していたけど
さようなら 探す程に落胆したよ
さようなら ほんの少しだけね
さようなら 愛されたかっただけなんだ
さようなら
さようなら…





星座の名前も知らないんだ 明日の天気も占えない
甘いお菓子も作れないし 子守唄も歌えない
役に立てない屑でごめんね それでも夢を見たかった

ほんの少しの矛盾だよ 最後には繋がれる
ほんの少しの接触だよ 最後には千切られる
我儘をごめんね 優しさにつけこんでいる




さようなら これがきっと最後になるけど
さようなら どうか僕を忘れてね
さようなら どうか僕を忘れないでね
さようなら 愛してた…
さようなら…
さようなら…






2011.04.13




参加中ランキング:

メールマガジン『落花狼藉』

Mixi ID:28094212 蛆虫。

移り変わる感情に失望していたんだ
諦めと足掻きの中で溜息を吐いていたんだ
それでも小さな子供よりももっと純粋に
無邪気に語られる夢よりももっと単純に
永遠を、探していたんだ


青い空の下に死刑台があるよ
真っ白な階段を登ればあとは最期を迎えるだけだ
誰も永遠を見せてはくれないなら
僕が永遠を繋ぐよ


僕の心に灯った火は樹になって
心の中の深くにまで根付いているから
花になれなくて良い
枯れないように涙で濡らして
刈られないようにそっと隠して


青い空の下で死んでいきたいんだ
真っ白な記憶が最後に一つだけ色を残せるように
誰も永遠を貫けないなら
僕の心をあげるよ



踏み出した足が向かう先は死刑台だと知っていたよ
大丈夫、怖いけど、平気だよ
だって空はずっと青いじゃないか 此処は雨なんて降らないんだ
憧れているんだ 愛しているんだ
誰も見せてくれない永遠を
僕だけは守ってあげたいんだ
もう誰も失望しないように
もう誰も永遠を幻想だなんて言わないように




2011.04.11



参加中ランキング:

メールマガジン『落花狼藉』

Mixi ID:28094212 蛆虫。

この孤独感は誰の為に?何の為に?
全部誤解だと思ってる、誤認だと思ってる、勘違いだと思ってる。
なのに矛盾してる、間違ってる、こんなのおかしい。
適切な言葉が見つからない。
助けて欲しい、救って欲しい、そう思ってるのも事実だけど、
自分だけしかどうにも出来ない、誰に何を言われても意味がない、とも思ってる。
結局自分だけが頼りだと思ってる癖に、誰かの体温が欲しいと思う。
他人の存在が邪魔で消し去りたいのに、寂しいと思う。
孤独感に溢れてる。だけど独りじゃないと信じてる。
葛藤してる。
正しい言葉なんてない。
きっと誰に何を言われてもそれは正解じゃない。
こんなものは我儘だ。

誤解だとわかってるのに亀裂が入ってる。あとはひび割れて壊れるだけだ。
どうやったらまともになれる?
どうやったら安心出来る?
答えが欲しい。

主観的に自分を見ている自分と客観的に自分を見ている自分で意見が違う、思考が違う、主張が違う。
矛盾してるのにどっちも自分だ、だからどっちも間違えてる、どっちも合っている。
笑えるし泣けるし死にたいし生きたいし守りたいし壊したいし捨てたいし拾いたいし、どっちが本当に良いの。
多分どっちを選んでももう一方が苦しい。

でも結局自分が傷付きたくないだけだ。
苦しいのは嫌だ。
痛いのも嫌だ。
安心してたい。


2011.04.11

僕の声が聞こえてる?
悲しみの渦が呼吸を止めてしまうんだ
僕の声が聞こえてる?
深くまで溺れて視界がボヤけてる
僕の声が聞こえてる?
聞こえてるならどうか…一瞬で良い、笑ってくれないか



痛みが胸の奥にまで突き刺さって 回る思考が壊れてしまう
ほんの1ミクロの傷の筈なのに もう全部が修復出来なくなる
歯止めの利かない暴走に振り回されて
泣こうにも…泣けないんだ



僕の声が聞こえてる?
息苦しさに喘いでいるから声が掠れる
僕の声が聞こえてる?
振りほどきたくてもがくから血が流れてる
僕の声が聞こえてる?
全てが誤解なら不安を打ち砕いてこの水を温めてくれ



どうせ必要ないなら全部捨てて欲しいんだ
まだ利用出来るならせめて嘘を吐いてくれ
絶望よりも残酷な失望感はいつでもこの体に腕を伸ばすから
とどめを刺すのなら 情けをくれるなら
今の内に
早く 早く




2011.04.11



参加中ランキング:

メールマガジン『落花狼藉』

Mixi ID:28094212 蛆虫。

君は泣いているの?
悲しいの?辛いの?
僕は…僕はね、泣いてないから大丈夫



そこは暖かいかい?
指先は冷えてしまわないだろうか
こっち側は駄目だよ…
駄目なんだ…



夢を見てたんだ
とても単純な夢をね
白昼夢だよ
とても綺麗な…



泣いても構わないよ
抱き締めてはあげれないし、手も繋いであげれないけど
泣いても構わないよ…



ここには温度はないよ
血が通っているのかも疑いたくなる
だけど笑えるよ
笑えるんだ…



君も夢を見るかい?
ささやかな夢を
眠りながらね
ささやかな…



さようなら
どうかお幸せに
さようなら
どうぞお元気で
泣きたくなったらまたどうぞこちらへ
僕はいつもここにいますから
いつまでもここにいますから
泣けない白昼夢を見ながら…




2011.04.06



参加中ランキング:

メールマガジン『落花狼藉』

Mixi ID:28094212 蛆虫。

孤独な夢がこの体を食べ切って 浮遊したらもう戻れない
「死んだら泣いてくれる?」なんて子供じみた質問
しないのは…答えなんて意味がないから


1・2・3の掛け声で ベランダから飛び出したい気持ち
破壊行為は快楽なんだよ 言いようのない悦楽なんだよ
ピアスを開けるのも腕を切るのも簡単な事だね
ほんのちょっとだけ…思考をトリップさせれば良いんだ

1・2・3の掛け声で 誰かを突き落としたい気持ち
破壊行為は快感なんだよ 元には戻らない物を壊す快感
常識なんてものを振り切れば本当は単純だね
ほんのちょっと…見境をなくせば良いんだ


孤独な夢がこの頭を食べ切って 首だけになったらもう戻れない
「死んだら君は泣くのかな。」なんて子供じみた質問
しないのは…どっちでも関係ないから



1・2・3の掛け声で ビルから飛び降りたい気持ち
破壊行為が快感なら これ以上に壊せるものはないでしょう?
グラスを叩き割る程度じゃまだ甘いんだ
自分という媒体を…壊すのが最上なんだよ

1・2・3の掛け声で 君に僕を殺させたい気持ち
泣いても良いし笑っても良いよ ただ君が壊れてくれたら気持ち良い
僕が死ぬ事を君が望むなら意味がないんだ
君はどうか…僕を壊す事を嫌がってね



1・2・3の掛け声で 僕を壊す最上の快感
リストカットじゃ物足りないんだ
もっと取り返しのつかないくらいが良い
1・2・3の掛け声で 君を壊す最高の快感
君の心を砕きたいんだ
一欠けらだけ…僕にチョウダイね
ちゃんとそれは大事にするよ
壊さないように大事にするよ…





2011.04.05



参加中ランキング:

メールマガジン『落花狼藉』

Mixi ID:28094212 蛆虫。

ねぇ、こんなに寂しい事ってある?
透明な中に白い色が零れたの
まるで忘れ去った思い出ね…
こんなに寂しい事ってある?



質感はないのよ
あるのは写真みたいな映画みたいな画面なの
真っ青な空に白い雲が浮かんで
中央には太陽がある
実物なら眩しくて目を細めてしまうけど
画面だもの、目を見開いて見れるわ



夏の思い出
蝉が鳴いてたわ
夏の思い出
私泣いてたわ
窓枠に切り取られた空が綺麗で
消えてしまいたいって思ってた



ねぇ、こんなに寂しい事ってある?
透明な中に白い色が零れたの
まるで忘れられない思い出ね…
こんなに寂しい事ってある?



笑ってるのよ
あの時も今もきっとこれから先の日々でも
だって青い空はこんなにも美しいもの
悲しくても笑えるわ
繰り返しながら私は変わってしまうけど
きっと駄目なの、根本までは変わらないわ



夏の思い出
あの人がいたわ
夏の思い出
私もいた筈よ
だけど確信なんて何一つないの
死にたがった記憶は不鮮明ね





静かに夢を見ているの
いつかもう一度出会えるならちゃんと伝えるのよ
「あなたに殺されたいの。」って
「あなたに殺されたいの。」って…



眩しい光が愛しいわ
それが何より私の価値を貶めるから
塵以下だって、なぶられたいのよ
人間である事を剥奪して頂戴
きっと私………ずっとずっと綺麗に笑えるようになるから



あなたに殺されたいの
その価値が私、欲しいの…




2011.04.04




参加中ランキング:

メールマガジン『落花狼藉』

Mixi ID:28094212 蛆虫。

落下速度は緩やかに

静かに静かに落ちていく

いつか何処かに辿り着くなら

其処が天国だと良いと願う



平均値を凡そ大きく超える
狼狽がまた狂わせている
色とりどりの靴が踊っているから
「僕も人間だ!」と叫び損ねた



白い光に包まれて

静かに静かに沈んでく

柔らかに呼吸は止められて

優しい眠りに誘われる



夕べは静かな音に包まれて
小さな時間旅行を旅してた
だけど留まれる時間は少しもなくて
ただ疲れた体を引き摺った




落下速度は穏やかに

孤独に孤独に招き寄せる

決して誰も誘ってはいけないと

何処からか声が聞こえてる


白い光が包み込んで

真っ白な世界で重力を知る

目を瞑れば安らかになって

目覚めるのが馬鹿らしくなる



見上げると入り口が随分遠い
何年間かけてこんな所まで落ちてきたんだろう
誰かが覗き込むと影法師
こんなに遠くてもまだわかるんだね
大丈夫、そっちからは見えないんでしょう?
心配しないで、笑っているから
いつか底に辿り着けたら
君の事を思い出すよ




2011.04.03




参加中ランキング:

メールマガジン『落花狼藉』

Mixi ID:28094212 蛆虫。

湾曲した心は醜悪で
素直な君をも容易く憎むよ
そうして覆った殻はまた分厚くなって
卑屈な目で外側を見ている



叩き壊してしまおうか そんな勇気があればだけど
切り捨ててしまおうか そんな事に意味はないけど
ねぇ...知ってる?
本当に全部を手放せば嘆きなんてなくなるよ
一瞬の地獄の後に訪れるのは 笑える程の解放感



最初はゼロだね、またゼロに還るよ
痛いのなんて瞬間なんだ
諦めは雲よりも大きく
包み込んで優しく納得させてくれる



屈折した心は矮小で
綺麗な君をも容易く捨てるよ
そうして保護膜はまた不鮮明になって
虚無の目で外側を見ている


叩き壊してしまおうか きっかけがあれば簡単なんだ
切り捨ててしまおうか 元より拾われてもいないのだし
ねぇ...知ってる?
この手を差し出したりしないように
切断してしまいたいんだ 期待なんて何もしたくないんだ



最後はゼロだね、またゼロに還るよ
痛いのなんて瞬間なんだ
諦めは海よりも深くて
包み込んで優しく殺してくれる



舌を出して針を刺して押し黙ってジト目で睨んで
唾液を垂らして血を流して黙って夢を放り投げて
嘘を吐きたいのならいくらでも吐いてね
その度に僕の心は死んでいく
嘘が尽きないならいくらでも吐いてね
その度君を消していく
その度全部を消していく...






2011.03.31



参加中ランキング:

メールマガジン『落花狼藉』

Mixi ID:28094212 蛆虫。

繰り返して当たり前になった呼吸に
漸くまともな人間になったんだと誤解をしていた
飴硝子よりも砕けやすい薄っぺらな幸福感は 些細な刺激で割れてしまったよ…
またそうして陸の上で溺れてしまって
何一つだって変われてない事実を見せつけられた




外的痛覚は内的痛覚を上手く宥めて
また正しい呼吸を教えてくれる
きっかけを掴めば何て事ない行為だよ
これが酸素だ
嘆きしか発さない無能な口が空気を上手く吸えずにいるなら
新しい口を作ってやれば良い



繰り返して何度壊れても懲りはしない
過ぎ去った事に泣いても意味なんてないんだけど
磨り硝子よりも不鮮明であやふやな向こう側の 形付けられた感情が見えない…
またそうして誰もいない場所で座り込んで
作り上げた筈のナニかを捨ててしまう



外的痛覚は内的痛覚を上手く宥めて
また新しい事実に気付かせてくれる
それはとても単純な静寂だよ
これが孤独だ
嘆く事しか出来ない無能な心が役にも立てずにひび割れるなら
最初から無かった事にすれば良い





輪っかを組んで繋ぎ合わせた折り紙を見ている
そちら側は暖かいですか…
上手く笑えなかった とても上手く笑えていた
どっちも…虚しい事だよ


亀裂をかきむしって溢れ出した物で赤く染まった
知りたくもなかった、見たくもなかった
一枚取り残された折り紙でオルガンを折ったよ
音の出ないオルガンを折ったよ…




外的痛覚は内的痛覚を上手く宥めて
かき混ぜては平気だと嘯いてる
怖くなんてなかったよ、死にたくもなかった
これは現実だ
掲げた理想が打ち砕かれて、その奥に見たくないものがあった
憐れんで嫌悪した



外的苦痛で内的苦痛を誤魔化した
幼稚な手段だってわかってるけど
震えた手が掴めたのはそれだけだった
僕の耳にはオルガンが聞こえるよ
全て幻想だ
消えてしまってもきっと変わらない
自分を無かった事にすれば良い





2011.03.29



参加中ランキング:

メールマガジン『落花狼藉』