千葉県立中央博物館で『千葉の鉄道物語―線路が拓いた「観る・住む・運ぶ」―』を鑑賞した後は、そのまま常設展示ものぞいてみることにしました。

 

 

“中央博物館”だけに、館内は非常に広く、また展示内容も実に多彩でしたね。企画展示だけでかなり疲れていたので、じっくり見ることはせずさっと眺めながら歩くことに。

 

『房総の自然誌展示室』では、「房総の地学」、「房総の生物」、「海洋」、「生物の分類」、「小動物展示室」の5つの展示室に分かれていました。ただ眺めるだけでも、房総半島の自然について理解できるような内容となっていました。ただ残念ながら、理系に関してはあまり興味がない(そもそも生物に関心がない)ので、早歩きで済ませました。

 

『房総の歴史展示室』では石器時代から現代に至るまでの、房総の歴史が紹介されていました。重要文化財など貴重な展示物もあり、独特な雰囲気に包まれていました。『自然と人間のかかわり展示室』では農村と都市の関わりがテーマ。千葉は都市と農村、海側で文化も生活もかなり異なりますので、千葉らしい展示内容だと感じますね。

 

そういえば、鑑賞中に千葉県北東部を震源とする震度4の地震が発生したんです。いきなり「ドドドド」という激しい音が鳴り(ガラスパネルが多いせいでしょう)、一瞬何が起こったのかわかりませんでした。

 

直後に館内放送で地震があった旨の説明がありましたが、揺れみたいなものはあまり感じませんでした。スタッフの方が見回りに来ていましたが、展示物にも影響はなかったようです。さすがに県立博物館、建物自体はしっかりしているようですね。

 

全体的な印象としては、子供の社会科見学向けという感じです。夏は大人も避暑を兼ね、地元について知る機会として利用するのもありでしょう。

 

帰りは千葉駅まで歩くことに。1時間ほどかかりました。実は県庁前にある千葉県文書館も寄ってみたかったのですが、この日は時間がなかったので断念。機会があれば、また来たいと思います。

 


美術館・ギャラリーランキング