駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ワシントンの屋台料理

2019年10月15日 | 旨い物

           


 昨夜寝ぼけ眼でNHKBSの料理ルポ番組を見た。アメリカの首都ワシントンでは世界各国の郷土料理の屋台が昼飯時になると数百軒並ぶと報告していた。およそ、四十か国の郷土料理ランチが、現地からの移民によって提供されている。祖母に教わったというオリジナルなものから、アメリカ風というか現代風にアレンジしたものまで、900円から1400円くらいで提供されている。それを政府関係者や会社で働く人が買いに来る。ネットでは各店舗の評価が点数化されており、それを参考にしているという人も多いようだった。ちょっとボリュームは多いがどれも美味しそうで、あれこれ各国の料理を手軽に楽しめるワシントンの人達が羨ましかった。

 トランプはメキシコをぼろくそに言って壁を作っているがタコスは好きらしく旨そうに食べている。イラン出身のお兄さんはイランへの偏見をなくすために、イラン料理を広げるのだと目の色を変えていた。トランプが意地悪をしようとアメリカは移民でできた国だし、中でも首都ワシントンは懐が深くニューヨークに負けない人種のるつぼなのだ。その多様性が危うく怪しいアメリカの転覆を防いでいるようにも見える。分裂して戦火を交えた旧ユーゴのボスニアセルビアの人達もアメリカに住み着けば互いを認めにこやかに話をしていた。

 東京にも世界各国のランチ屋台が霞が関国会周辺にできないものだろうか。警視庁に許可を出すように菅さん辺りから一言欲しい。

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