駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

令和即位の日、雨

2019年10月22日 | 小考

           


 当地は曇っているが雨はなく、不思議に静かな朝を迎えている。東京は雨の模様だ。豪雨でなければ儀式には雨もよいと思う。結婚式が雨だと必ず雨降って地固まるという挨拶がある。令和天皇即位の礼の日が雨なのも浮かれず落ち着いて宜しいのではと思う。

 今日は医院を休みにしたのだが、良くわかっていないお年寄りもおられ、受付が即位の礼でお休みなんですと説明していた。祝日で休診の張り紙をしておいたのだが、受診する患者さんも居るかもしれない。

 父は明治大正昭和を生きた。母は明治を知らず大正昭和を生きた。長兄は令和を知らず昭和平成を生きた。私は令和天皇即位の礼を目にすることが出来、某かの幸運を感じる。時代は変わり、天皇のありようにも変化があるようだが、変わらず象徴として貫かれているものがあると思う。政治経済的には問題の多かった平成かもしれないが、働き盛りを平成天皇の下に過ごせたのは良かった。

 令和がどんな時代になるかは分からないが、恐れながら陛下皇后は相応しい方で優れた象徴になられるだろう。 

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