「ペットショップで動物を買ってはいけない」

動物愛護系のブログなどでよく目にします。

テレビなどの影響もあってか保護動物に目が向けられることも増えたように思います。

私も動物保護施設でボランティアをしていましたから、こういった動物たちに光が当たることはとても嬉しいです。

でもその反面、ペットショップから動物を迎えることが悪いこととする風潮には疑問を感じます。

たとえ保護動物を引き取ったとしても「かわいそうな動物を飼っている自分」を満足させるだけで、生涯愛情を持って飼うことができない人だっていると思います。

悪質なブリーダーやペットショップを無くすことと、飼い主側のレベルアップとは別の問題だと思います。

そもそも動物を繁殖させて対価を得るならば利益も効率も考えるでしょう。

悪質でないブリーダー、ペットショップというのはどういう状況なら成り立つのでしょうか。

良いブリーダーであってもお金で命をやりとりすることに変わりはありません。

ブリーダー、ペットショップの在り方。
そのあたりが今の私にはまだわかりません。

このことを考えだすといつも同じ結論になります。
今後の経験によって変化があるかもしれませんが、今の私だとこうなります。



本当の動物愛護は何も飼わないこと。



誰も何も飼わなければブリーダーもペットショップも保護動物も存在しないでしょう。



野生動物は遠くから愛でるのみ。
保護も駆除もしない。



そんな世の中になったらきっと人間は苦労するでしょうが、本来の姿はこうだったのではと思います。

人間に都合がいいように理由をつけて動物を扱うから矛盾が生じるのだと思います。

動物と暮らしたいという欲をどうしても捨てられない私はそれほど動物が好きではないのかもしれません。