娘の7歳の誕生日 | 47歳から育児はじめました!

47歳から育児はじめました!

35歳でバツイチ。
47歳、人生の折り返しを自覚した頃に思いがけず再婚。
嫁姑同居の荒波にもまれながら二児の父となる。
子供たちへのメッセージをかねて、
周回遅れの育児を綴っています。

先日娘が7歳になった。

誕生後間もなく入院した以外は至極順調に育ってくれた。ありがたや。

 

さて、誕生日の3日前あたりから

 

もうすぐ7歳

 

と言い始め日を追う毎にテンションを上げていった。

 

前日になると娘のテンションは、物凄いことになり、当日の朝は起きるなり

 

7歳だよー

 

と言いながら僕にダイブ。

真夏のひまわりのような元気と明るさだった。

 

僕も子供の頃はそこそこ嬉しかったけど娘ほどじゃあなかった。

だから何がそんなに嬉しいのか今もはっきり分からない。

考えるに

 

出来る事が増える

 

期待感なのかもしれない。

保育園時代は、どこに行くのも親と一緒。

それがひとりで学校に通いはじめ、次々と新しいことに挑戦し、出来た嬉しさを強く感じるのが1年生。

広がる世界にワクワクしてたのかもしれないね。

 

話は変わって。

誕生日といえばプレゼント。

でも、忘れていたので用意はない(笑)

というわけで一緒に買いに行ったのだが、娘の選んだものはなんと文房具!

 

小さいノートが欲しいから始まり、選んでいる内にイメージが湧いたのかセット買いの勢いになった。

学校用も家用もそれぞれ1セットあり、かつ学校でデザイン物は使えない。それでは勿体無いので

 

ダンス教室に持って行ける文具セットにしたら?

 

と提案すると乗ってくれた。

結局、ノート、シャーペン、消しゴム、定規、糊、付箋、これらをコンパクトに収納出来るポーチを好きな色味でトータルコーディネートした。

これがなかなかのセンスで、オシャレがいよいよ軌道に乗ったという感じ。

これからますますおしゃれになるね。

 

次は娘の特徴について。

周囲を良く見るところと愛情の強さは薄まることなく成長してる。

 

大好きなお姉さんには相変わらず駆け寄って抱きついてるし、第二のお母さんである保育園の月先生にはわざわざ保育園に会いに行くほどだ。

 

最近好きな男子が二人いるとも教えてくれた^_^

 

友達が男子に責められていたら加勢するらしく、「男子に謝らせた」と誇らしげに言ってた。

 

0歳から一緒のIちゃんとはますます仲が良くなっている。

最近の言動から友情意識も急速に発達してるのが分かる。

 

宿題はさっさと終わらせるタイプで、残していても帳尻合わせのプランとセットになっている。しっかり者なところも相変わらずだ。


好きな事はダンス。

2歳からやってりゃ大抵は好きになるものだけど、今や心底好きみたいだ。

 

夏休み中に通ったチアは、地元のお祭りで披露し、今度は北区のイベントに参加するため日曜もダンス教室に通っている。それに加えてブレイクダンス。ダンスなら何でもトライしている。

 

だからダンスの時間をとても大切にする。

大好きなIちゃんと一緒にしたいことがあってもダンスの時間を削ろうなんて1ミリたりとも思っていない。

”価値”を学んだみたいだ。

 

新たな特徴も発見した。

 

娘は自周りと自分を比較しない。

ゲームでは大変な負けず嫌いなのに不思議だ。

先日、娘よりかけっこの遅かった子が速くなったのでハッパをかけたら

 

それはいいの

 

と一蹴された。

娘にとってこだわることではなくなったらしい。

 

勉強は、「私が一番」なんて言ってるけどそうじゃないことを分かっていて、出来る部類に入っていれば良いと思っている。

 

ダンスも比較したことがない。

あれだけ好きで頑張ってるのだからしそうなものなのだが。

 

雲梯や登り棒は、人より出来ていなくてもまったく気にしないし、頑張るわけでもなく、以前悔しくないか聞いたら

 

そのうち出来るからいいの

 

とさらりと受け流された。

後日「できたよ」と嬉しそうに教えてくれたので目標のひとつだったのは間違いない。

 

この落ち着きの理由はいくつかありそうだ。

 

ひとつは自信。

自分は出来ると無意識レベルで思っていて、比べないから無いから急ぎもしない。

 

もうひとつは目標がたくさんあること。

たくさんあるので全部が全部頑張れないと妙に悟っていて、個々の力の入れ具合を整理しているようだ。

 

最後に環境。

ダンス教室の影響だろう。

2歳の頃から8歳9歳上の子と一緒だったので、ずっとその子たちを追いかけてきた。

ゴールも走っているので今もそれは続いている。

だから娘は自分を見る。

1ヶ月前、半年前の自分と比べて進歩を測っている。

 

例えば側転。

数年に渡って、「パパ、上手くなったでしょ」と側転を見せてくれている。

ひとつ年上のYちゃんが体操教室に通い忍者並みになった。

もっと年上のお姉さん数名も忍者並み。

でも、娘は体操教室に通いたいとは言わない。

ダンス教室や家で地道に練習し、上手くなった自分を喜んでいる。

以前、

 

頑張ってそれでもダメなら諦める

 

と言ってたけど、言葉通りなんだろうね。

娘にとって描いた目標にどう到達するかが大事なんだと思う。

人とより、過去の自分と比較した方が良いと僕は考えているので良い思考を身に着けたと思う。

担任の先生が

 

良い意味でマイペース

 

と評していたけど、確かにそう見えるだろうな。

 

こうして自信があって比較もしないと楽天的な性格になるようで、娘は何かあっても悪い方に感情が引っ張られない。

笑える要素に注目してくれる。
実はそれが一番嬉しくて守りたい長所なのだ。
 
月並みな言葉だけど、ほんと生まれてきてくれてありがとうだね。