■新緑にたなびく鯉のぼりに日韓の風習を解説しました!≧∇≦)〃♪ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

今回のツアーではそこここに鯉のぼりを見かけるのでそれらに対する質問が多かったです。

 

 

今回のツアーで日本のお祭りについて質問があったという話をしましたが、もう一つ、今回特に出てきた質問が「鯉のぼり」についてですね!♪ヽ(´▽`)/

 

というのも、今の季節はバスで移動すると、そこここで風にたなびく鯉のぼりを見かけるんですね。ついでにひな人形がまだ展示されている所もあったこともあって、日本の男の子と女の子のお祝いの仕方について今回は特別にバスの中で解説をしました。

 

まず、ひな祭りについては、韓国にはない娘の誕生を祝うという文化があったということ。日本では娘の婿養子に代を継がせるということもよく行われ、朝鮮時代以降に父系血統主義のみとなる儒教国家・韓国とは事情が異なったということですよね。それで七五三も、男の子、女の子にそれぞれ祝い方があり、子供のための日も、3/3の桃の節句と5/5の端午の節句の両方ができた、というような話です。

 

陰暦5/5の「端午節」は韓国にもありますが、それが日本では「菖蒲の節句」として、「ショウブ」の同じ発音に掛けて「尚武の節句」となり、男の子の健康と幸福を祈る日になった、ということが韓国とは大きな違いになります。

 

特に現在、同じ5/5は、韓国でも「オリニナル(子供の日)」なわけですが、韓国の「オリニナル」は「オリニ」という言葉を考え出した児童人権思想家の方定煥(パン・ジョンファン)が提唱し、日本統治時代の1922年に制定したものですよね。

 

すなわち、それまであった「オリナイ」という「幼い子供」ではない、「オリニ=オリン(幼い)+イ(人、大人)=幼い人」という言葉の提唱であり、すなわち、大人より未熟で愚かな存在などではなく、大人よりも未来を背負い、大人たちよりも「先駆けた人」である子供を尊重すべきだ、という思想を記念する日であるわけです。それが今や韓国で子供を表す一般名詞としてすっかり定着したことを祝う日でもありますよね。

 

ということで、それぞれの国の風習の背景の違いに驚くとともに、訪れる季節ごとにまた学べる日本文化があることを皆、喜んでいました。鯉のぼりが珍しいし、インスタ映えしますからね。ヾ(≧∇≦)〃♪

 

 

 

これは今回訪れた有田ポーセリンパーク。

 

 

ここにもこんなに鯉のぼりが。

 

 

たなびくというよりぶら下がっていましたが…。(^ヮ^;)

 

 

ここのはしっかりたなびいています。

 

 

ここは長崎ですが、立派です。

 

 

ここには韓国語でしっかりひな祭りの解説がありました。福岡です。

 

 

今回宿泊した北九州のアクティブリゾーツ福岡八幡。

 

 

立派なホテルです。

 

 

朝食場もおしゃれでしたし、料理が美味しいものが多かった。

 

 

ホテルから見下ろす北九州市八幡の風景ですね。緑が生き生きとしています。

 

 

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