現在・・・
経営再建中のスルガ銀行が昨日、
中期経営計画を発表したわけですが、
新規の融資はピークの3割だそうです。
これ・・・
個人的には少し驚きだったのですが、
まだピークの3割も融資しているわけで、
もっと少ないかと思っていました。
以前は・・・
資金の乏しい会社員をターゲットに、
高金利で90%を融資するビジネスモデルで、
地銀ダントツの高収益を得ていました。
ところが・・・
その裏で審査で重要書類の改ざんや、
売買契約書の偽造や二重契約といった、
不正行為が蔓延していたのです。
それで・・・
これらの不正行為を含めた上での、
ハイリスクハイリターンだったわけですが、
ミドルリスクミドルリターンにするそうです。
ですが・・・
ほとんどの地銀がそうであるように、
今更ミドルリスクミドルリターンにしても、
差別化が全く図れないと思うのです。
ですから・・・
経営計画などないも同然の話しなわけで、
株主に対するポーズとしか考えられないし、
本気や魂が伝わってこないわけです。
つまり・・・
資金の乏しい会社員に融資する事や、
高金利で90%融資を引き出す事自体は、
不正行為がなければ最高のビジネスモデルで、
不正行為が問題だっただけの話しです。
要は・・・
不正行為を徹底的に排除できさえすれば、
ハイリスクハイリターンでいいわけで、
いきなり優等生になんかなれないと思うし
優等生なろうとすればすればするほど、
また再び問題を起こしかねないと感じるし、
ますます怪しく信用できないわけです。