一度に・・・
19人を殺した史上最悪の殺人事件でしたが、
その背景には犯人の根強い優生思想があり、
それを実行に移してしまったわけです。
しかも・・・
その為にジムに通い筋トレしていたとの事で、
最初からできるだけ多くの障害者を殺そうと、
計画的な犯行で微塵の反省もありません。
これ・・・
第二次世界大戦中のナチスドイツによる、
ヨーロッパのユダヤ人迫害と同じ思想なわけで、
1,000万人もの人が犠牲になったのです。
そして・・・
犯行前にネット上で「障害者は要らない!」と、
犯人が発言すると同調する声が広がるなど、
この犯人だけの問題ではないわけです。
この・・・
優生思想がヒトラーやこの犯人だけじゃなく、
皆が自分と他社を比較して差別する心というのを、
内なる優生思想として持っているらしいのです。
ですが・・・
今は普通に仕事ができて社会の役に立っていて、
家族や仕事仲間や友人に恵まれているけれども、
脳梗塞か何かで自分が障害を負ったとします。
すると・・・
いきなり役に立たない人になってしまうわけで、
役に立たないからといって万一命を狙われたら、
辛いわけだし堪ったもんではないのです。
ですから・・・
世間一般で皆が優生思想を持っているのは問題で、
いつ違う価値観に支配されるかも知れないわけだし、
病気か事故で自分が劣性になるかも知れないわけで、
この犯人も死刑になる時に気付くかも知れませんが、
優生思想はとても危険な思想だと思うのです。