夏至の金環日食 2020/06/21
日食の最大はヒマラヤで
地球の中で一番高い山々が連なるヒマラヤ。その真上で太陽と月と地球が一直線に並ぶ金環日食。
人を寄せ付けない霊峰が連なり、聖地として古くから信仰を集めて来た山々。
この地の真上で日食が起きることは、そうないことです。
（調べきっていないのですがかなりレア）
太陽と月の中心が最も接近した食の最大ポイントは、ヒマラヤにある、世界遺産インドのナンダ・デヴィ国立公園付近。
「ナンダ・デヴィ」はサンスクリット語で「祝福された女神」とか。
ここで金環日食が起きる✨なんて素晴らしいことでしょう✨
食の最大の時間、17:40(JSP)ごろ。日本では部分日食になってしまいますが、その時の太陽と月はヒマラヤの上空で重なり合うのです。
地球の聖地ヒマラヤ
地球のクラウンチャクラ・カイラス山があるのもヒマラヤ。
地球上で一番高い場所ですが、それだけではありません。
ヒマラヤ山脈は、南インド洋にあった大陸プレートの移動により、約5,000万年前にユーラシア大陸と衝突。プレートの沈み込みよって海底にあった堆積岩が押し上げられ、長い年月をかけて隆起した山々です。
海の底からおよそ9,000mも隆起して、今は地球上の最高峰です。
地球の気候全体にも大きな影響を及ぼしています。
この山脈が無ければ、今のような大気の流れは存在せず、大きく異なっていたことでしょう。
人類発祥の前のはるか昔、海の底に暮らしていた生物達の化石。地球の奥底の記憶を留め地表に顕れた岩石。氷河期に凍りついた水は、大地へと染み出し、溶け出す水は周辺諸国を潤し続け、広大な地域に恵をもたらしています。
地球の最高峰の地に、地球の太古の記憶を伝える山々。天空の神々と地球の奥底のガイアを結び繋げる聖地に、これほどふさわしい場所はありません。
人を寄せ付けぬ厳しい自然に守られて来た聖地も、徐々に観光化されて来ていましたが、この新型コロナウィルスの影響で静けさを取り戻し、神聖な天体のセレモニーが行われることでしょう。
今回の日食で、太古の記憶が蘇るのかと思いを馳せワクワクしています。
人類と地球の記憶を呼び覚まし
地球のプレートに働きかける
今回の日食は、アフリカ大陸コンゴ北部から始まり、アラビア半島南端からヒマラヤへ向かいユーラシア大陸を横切り台湾からグァムへと通過していきます。
アフリカ大陸コンゴ北部～南スーダン〜エチオピア。
人類発祥の地としても知られ、アフリカ大陸を南北に走る大地溝帯(グレート・リフト・バレー、Great Rift Valley)の中心とも言えるビクトリア湖も近く、ナイル川の源流でもこの辺りです。
ビクトリア湖は、1万2500年前には最終氷期の終わった影響により水位が急激に上昇し、それまで閉鎖湖だったものが北のナイル川水系へとあふれ出したと考えられています。
人類はきっとこのあたりから世界各地へと旅立ち、移動する大陸の上に乗り、長い年月をかけて次第に分かれていったのでしょう。
大地溝帯は、エジプトが太古の記憶を呼び覚ます聖地であり、大ピラミッドが何を秘めているのかを紐解く鍵になるかもしれません。
近年地震が増え、亀裂が大きくなって来ていることが報告されています。地球の活動が活発になっていることを目に見える形で教えてくれています。
ヒマラヤとは反対に、マグマの上昇により大陸プレートが引き裂かれ二つに分かれていくと考えられているのです。
紅海を横切りアラビア半島の南端からヒマラヤ山脈へ。
この辺りは、やはりプレートの境界にあたるようですが、長くなるので今回は省略。
大地から海の底へ
ユーラシア大陸を通過し、台湾～グァムへと。
台湾・与那国の海底遺跡… 失われた大陸？…
ムー・レムリア…
終点は海へと向かいます。
プレートが沈み込む海溝付近。
台湾・与那国付近には、南海トラフにつながる琉球海溝（最深部役7,500m）
グァム周辺には地球上で最も深いマリアナ海溝、最深部は10,000m。
妄想がひどくなって来ました(＾＾；
日食を楽しむ情報の一つとして、役立ちますように✨
日本の成り立ちにつながって行く… ブツブツ
ホロスコープのリーディングは↓
新月：一新される時代の流れ 未来のために確かめる、夏至の新月
資料：
NASAの日食情報
"Eclipse map/figure/table/predictions courtesy of Fred Espenak, NASA/Goddard Space Flight Center, from eclipse.gsfc.nasa.gov."
https://eclipse.gsfc.nasa.gov/SEplot/SEplot2001/SE2038Jul02A.GIF
https://finding-geo.info/world/Himaraya.html
ナンダ・デヴィ国立公園及び花の谷国立公園
https://worldheritagesite.xyz/nanda-devi/
第 12 回名古屋大学博物館特別展記録 「大陸アフリカ─名大の研究軌跡─」
http://www.num.nagoya-u.ac.jp/outline/report/pdf/025_09.pdf