帰省したら、友達から今月半ばで牧志の公設市場が移設になると聞いて、家族で行ってきました。
そう言えば、妹も言ってたな、ということに今気付きましたが、帰省を前にフワフワしていた私は、そんな妹の言葉にも上の空だったようです。
私の実家は祖母の時代から市場から近い平和通りという通りで、喫茶店を経営しているので、市場周辺は子供の頃から何度も何度も足を運んでいます。
お盆やお正月前などは、母方の祖母ともよく買い物に行った思い出の残る場所。
通りの様子も店のご主人の顔も、当時とは違うけれども、毎年ここへ来る度におばあちゃんとのお買い物タイムを思い出し、懐かしい気持ちになったものでした。
このかまぼ店が私にとっての公設市場の風景。
おばあちゃんは乾物屋さんでも時々お惣菜を買っていたなぁ。
そこでよくクーブイリチーという昆布の煮物を買っていた気がします。
長男はなんと鮮魚コーナーのエビやカニ、ヤシガニなどが苦手で、毎年悲鳴を上げながらこの通りを通過していましたが、次男は興味津々で、隙あらば売り物であるお魚やカニを触ろうとするので、一瞬たりとも目が離せませんでした。
お店のオーナーさんたちの中には高齢の方も多く、この移設を機に引退する店舗も結構あるそうで、歴史の境目というか、仕方ないけど寂しい気持ちになります。
私も小さい頃からこうやっておばあちゃんに連れられて市場に行っていたからか、お店の人と話をしながら買い物をするのが好きで、通り過ぎる際は挨拶をしたり、大きくなったね、と声を掛けていただいたり、買い物したときは時々おまけをもらったりして、市場はとても身近な場所でした。
そのせいか、ヘルシンキのマーケットホールも大好きで、フィンランド語もまだまだ上達しないうちから、買い物がてら立ち話してたな。
マーケットホールでの買い物が、友達もいなかった頃のフィンランドの生活の中で、結構キラキラした今で言う「リア充」的な部分でした。
私のサバイバルフィン語のスタートは、過去のおばあちゃんとのお買い物から始まっていたのかもしれないですね。
新しい移設先は7月1日からスタートするらしいですが、移設先でも商売を始める方は頑張ってください。
新しい公設市場でもたくさんの思い出が生まれるんだろうな。
はぁ。
なんかしみじみしてきましたが、今日も元気にいきましょう。
それでは、今日もよい一日を。
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