まだなのか、しかなのか
祈るばかりの結果待ち …
好きで見ている番組に、幼い双子を育てている
40代のご夫婦が出演されていました。
ご主人は再婚で、前の奥さんとの結婚が
11カ月という短さで離別となったのは
子どもが欲しい ご主人と
子どもは要らないという 奥さんの
意見の食い違いが原因で
どうしても子どもが欲しい自分にとっては
これ以上、一緒に居ても時間の無駄だから
互いのためにも、早く別れた方が良いと考えたのだと
説明をする中で、ご主人が言っていました。
自分は結婚をする前から
子どもが欲しいと言っていたのに
それを知りながら前妻は
どうして結婚なんてしたのだろう …
その言葉を聞きながら、色んな思いが浮かんできました。
その昔、子どもが授からないことを理由に
嫁が離縁をさせられた時代がありました。
妊娠しないのは、全て嫁が悪いのだと決めつけられて
どれだけの女性が、辛い涙を流したことか …。
番組に出ていた男性の前妻さんが
なぜ子どもを欲しくないと思われたのかは分かりませんが
夫婦にとって大切なことで、どうしても相いれないのなら
一緒に居ることはできないと考えるのも理解ができますが
ではもし …、本当にもし、前の奥さんが
子どもを産もうと、考えを変えた後に
妻側に原因があって授からなかった場合には
このご主人は、どうされていたのだろうかと
へそ曲がりの私が、余計な想像をしてしまうのは
哀しい記憶があるからです …
長女婿のゴリ君の、大学時代の親友が
離婚をしたと聞いた時、
そのあまりにも切なすぎる理由に言葉を失いました。
親友カップルは、本当に本当に仲良しで
二人でしょっちゅう、旅行やキャンプに出かけていました。
彼は子どもが大好きで、二人は心から
子どもが欲しいと望んでいました。
でも、なかなか妊娠しないので、詳しく調べてもらったら
彼女の方に原因があって
妊娠も出産も、不可能だと告げられました。
それでも彼女と一緒に居ようとした彼でしたが
あれだけ子どもが大好きな彼に、
子どもを持つことを諦めさせる辛さ、苦しさに
耐えられなくなってしまった彼女の方から
もう前のような二人ではいられないと
別れを選択したのです
先日、次女から届いた動画に
次女のお友達にあやされて
ケラケラ笑うモンチッチが映っていたので
それ見て笑っていた私が、一気に真顔になったのは
その後に添えられていた文字が目に入ったからです。
このお友達が、今、不妊治療をしている夫婦の奥さんで
妊娠ができない原因は、ご主人にあり
年末に、精巣を開けて精子を取り出す
手術を受けることになっているのだそうですが
下半身麻酔で受ける、その手術というのが
術中、あまりに痛みが強くて耐えられないと
途中から、全身麻酔に切り替える人もいれば
無事に手術は終わっても、その後、当分
殴られたような痛みが続くのだとか …
もしこの手術で精子がみつからなければ
もう子どもは諦めるしかないと言われた上で
受ける手術の、上手くいく可能性は
30% …
生れたばかりの赤ちゃんの泣き声がうるさいと
叩きつけて殺してしまうような奴のところに
どうして子どもが簡単に授かって
こんなに優しい真面目な人達には授からないのかと
理不尽に腹が立つばかりですが
可能性は まだ 30%ある、と、とらえるのか
もう 30%しかない、と、とらえるのか
もしも祈りが、何かを変える力となるなら
一緒に祈り、一緒に願おう …
どうか無事にみつかりますようにと!