医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

増え続ける

2020-07-04 04:24:26 | 薬局

必要だと言われそうだが…アンサングかも?

 

製薬メーカーの平均給与が公表された。

毎年思うが、これも薬価の恩恵なのか。

それとも価値ある仕事をしているのか。

新型コロナウイルスの感染予防の関係から、MRは少なくとも3ヶ月以上はテレワークだったような気がする。

この間にMR訪問がなくて医療機関にとって何が困ったのだろうか。

 

と言うことで、1人当たりの最も高い平均給与は第一三共で1,126万円(42.9歳)である。

カッコ内は平均年齢となる。

2位は武田薬品工業の1,091万円(42.2歳)である。

ここは先日もブログに書いたが経営者の役員報酬も半端なく高い。

さすが日本を代表する製薬メーカーである。

ただ残念なことに経営者の中枢は日本人ではない。

3位はアステラス製薬の1,088万円(42.9歳)となる。

4位はエーザイで1,037万円(44.4歳)、第5位が中外製薬の1,017万円(43歳ヵ月)と、ここまでが社員の平均給与が1,000万円を超える。

確認だが、全社員の平均給与で1,000万円を超えるってことは、新入社員も含めての平均でそうなる。

あ、追加がある。

大塚製薬HD1,032万円(43.8歳)を忘れてはいけない。

吉野川の水は莫大な富を生む。

 

因みに、このデータはあるメディアがまとめた資料からである。

それによると最も低いのはわかもと製薬の519万円(43.9歳)で、扶桑薬品工業が560万円(40.3歳)、森下仁丹が568万円(43.2歳)となっている。

これもけして低くはない。

そして何となく薬価収載の影響を色濃く感じさせる。

 

薬局業界では社員の平均給与が高い日本調剤は539.9万円(34.9歳)となっている。

はっきり言って他に比べてかなり高い方だと思う。

ここは事務職員の数が他よりも少ないからだと思う。

通常は400万円を少し超えたくらいではないだろうか。

 

そんなことで普段何気なく接しているMRは、実はかなりの高給取りってことになりそうだ。

比較ではないが後発医薬品メーカーも日医工が701万円(40.3歳)、東和薬品が650万円(36.6歳)、沢井製薬が603万円(38.0歳)と侮れない。

 

これら給与の財源は薬価からだと思うと、思わず手を合わせてしまう。

 

国会議員含めて公務員の夏季賞与は前年アップだそうだ。

残念ながら民間企業はほぼマイナスと報告されている。

 

先日のコメントで「医薬品メーカートップの年俸については、グローバル競争の中で優秀な方を獲得するには仕方ない」とのご意見をいただいた。

確かに、世界レベルは高い。

ギリアド・サイエンシズの会長CEOの報酬は314,510万円だそうだ。

その他にも、それに続く報酬はめじろ押しである。

因みに、武田薬品工業のCEO207,300万円は7位のようだ。

 

それにしても全国の250人は多い。

これは始まりの予告かもしれない。

 

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