必要だと言われそうだが…アンサングかも?
製薬メーカーの平均給与が公表された。
毎年思うが、これも薬価の恩恵なのか。
それとも価値ある仕事をしているのか。
新型コロナウイルスの感染予防の関係から、MRは少なくとも3ヶ月以上はテレワークだったような気がする。
この間にMR訪問がなくて医療機関にとって何が困ったのだろうか。
と言うことで、1人当たりの最も高い平均給与は第一三共で1,126万円(42.9歳)である。
カッコ内は平均年齢となる。
第2位は武田薬品工業の1,091万円(42.2歳)である。
ここは先日もブログに書いたが経営者の役員報酬も半端なく高い。
さすが日本を代表する製薬メーカーである。
ただ残念なことに経営者の中枢は日本人ではない。
第3位はアステラス製薬の1,088万円(42.9歳)となる。
第4位はエーザイで1,037万円(44.4歳)、第5位が中外製薬の1,017万円(43歳ヵ月)と、ここまでが社員の平均給与が1,000万円を超える。
確認だが、全社員の平均給与で1,000万円を超えるってことは、新入社員も含めての平均でそうなる。
あ、追加がある。
大塚製薬HDも1,032万円(43.8歳)を忘れてはいけない。
吉野川の水は莫大な富を生む。
因みに、このデータはあるメディアがまとめた資料からである。
それによると最も低いのはわかもと製薬の519万円(43.9歳)で、扶桑薬品工業が560万円(40.3歳)、森下仁丹が568万円(43.2歳)となっている。
これもけして低くはない。
そして何となく薬価収載の影響を色濃く感じさせる。
薬局業界では社員の平均給与が高い日本調剤は539.9万円(34.9歳)となっている。
はっきり言って他に比べてかなり高い方だと思う。
ここは事務職員の数が他よりも少ないからだと思う。
通常は400万円を少し超えたくらいではないだろうか。
そんなことで普段何気なく接しているMRは、実はかなりの高給取りってことになりそうだ。
比較ではないが後発医薬品メーカーも日医工が701万円(40.3歳)、東和薬品が650万円(36.6歳)、沢井製薬が603万円(38.0歳)と侮れない。
これら給与の財源は薬価からだと思うと、思わず手を合わせてしまう。
国会議員含めて公務員の夏季賞与は前年アップだそうだ。
残念ながら民間企業はほぼマイナスと報告されている。
先日のコメントで「医薬品メーカートップの年俸については、グローバル競争の中で優秀な方を獲得するには仕方ない」とのご意見をいただいた。
確かに、世界レベルは高い。
ギリアド・サイエンシズの会長CEOの報酬は31億4,510万円だそうだ。
その他にも、それに続く報酬はめじろ押しである。
因みに、武田薬品工業のCEOの20億7,300万円は7位のようだ。
それにしても全国の250人は多い。
これは始まりの予告かもしれない。