医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

やる選択

2019-02-13 04:49:41 | 薬局

あなたならどうする。

 

地域の基幹病院が敷地内薬局の公募を開始する。

今のままでは大手調剤チェーンが必ず手を上げてくる。

それを黙って見過ごすのか。

それともあえて自らが手を上げるのか。

時間は迫っている。

 

地元の薬局が、このままでは大手調剤チェーンが参入してきて、地域のバランスを崩すのではないかと自らが手を上げようと構えていた。

すると地元の薬剤師会の会長が、地域の薬剤師会の会員に向けて「もし公募に応じることがあれば、薬剤師会からの除名処分とする」と通達してきた。

敷地内に確保できる出来ないにかかわらず除名処分だそうだ。

手を上げただけで。

そんな事が許されるのだろうか。

 

そんな事が許されるのなら既に敷地内薬局を開局している大手調剤チェーンの全てを除名処分にしたらいい。

大手調剤チェーンは仕方ないとして、地元は許せないの発想はおかしい。

日本薬剤師会が頑なに敷地内薬局に反対するのは、その考え方だから勝手にしたらいい。

でも、そのために除名処分まで持ち出すのは納得できない。

何だか度量の狭さを感じてしまう。

 

薬剤師会には地元の会員組織と全国の日本薬剤師会組織があるはずである。

地元の会員を除名されると全国からも除名されるのだろうか。

もしそうなら日本薬剤師会の意向となる。

それなら既にある敷地内薬局の企業全部を除名処分とすることをお勧めする。

出来ないなら除名など取り消した方がいい。

 

何か時代から取り残されているような気がする。

時代に乗れないってことは、今の時代に生き残れないってことになるのではないだろうか。

 

批判するつもりはない。

もっと前向きに考えて欲しい。

 

1人薬剤師薬局だからできる本当のかかりつけ機能をもっと評価して欲しい。

それを国に訴えて欲しい。

大きい薬局と小さな薬局の機能は異なって当たり前だ。

健康サポート薬局が患者のための薬局になりえるのか。

 

受動的ではなく能動的な活動とは何だろうか。

私が叫んでも何も変わらない。

 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (駒形先生のファン)
2019-02-13 14:25:45
仰る通りです。
本日のPNBには副会長を務めている病院が敷地内という話もでていました。いかに薬剤師会の力がないか露呈していると思います。
薬剤師会は、敷地内薬局を禁止にしたいのなら裁判でもするべきです。
止める方法はないのに、組織の中にだけ不可というのは理不尽極まりないです。
現状は、負けるとわかっているにずるずると戦況を悪化させた旧日本軍と同じですね。
Unknown (駒形ファン)
2019-02-14 00:02:46
わるかろう たかかろう だったとは

結論:目指すべきは「安かろう良かろう」だった。

患者目線 保険者目線で考えれば
理想の医薬分業は安かろう良かろうでしょう。患者のための薬局ビジョンが示され、現行の医薬分業にはメリットが少ないと定義されたのです。国が出した結論を覆すことは不可能でしょう。ですので、まずは現実を把握することが重要ですよね。

現状、患者と保険者そして国からみたら↓
(薬局から見ちゃだめ)
門前薬局・・・悪かろう高かろう
敷地内薬局・・・悪かろう安かろう
調剤併設Dgs・・・良かろう高かろう

良かろう候補
オンライン調剤薬局
薬の配送薬局
高度薬学管理型薬局?
地域密着型薬局?

安かろう候補
調剤業務自動化薬局

良かろう安かろう候補
敷地内薬局ドラッグストアver

というところでしょうか?

<日薬の政治力>
駒形ファンならどうする?
批判します。多くの意味で、決定的な政治的判断ミスを重ねて、薬局を窮地においやった責任があるからです。
敷地内薬局に「反対」をつづけた日薬副会長所属病院で「敷地内薬局公募」。
2015年、激震が予測され規制緩和された敷地内薬局は、4年後続々と登場、この度の報道をもって真の激震をもたらしましたね。事実上、日薬の反対運動を形骸化する報道でございます。全国各地から「敷地内だけは絶対に反対」という声を聞きますがね。玉砕しました。敷地内薬局は勢いを増し、もはや基幹病院でスタンダードになるつつありますね。敷地内薬局に関して、今後は日薬の願いとは反対のことが起こり続ける、、、でしょうね。また、国が決めたことを反対する姿勢は、取りようによれば「反逆者」ですので、反対する大義を示せなければ、危険な行為です。もっとも、ご当人方にその焦りは見えません。だからこそ仕掛ける側=国はうまくいくのでしょう。

<分断は着実に進行中>
"調剤薬局"が改革の対象という自覚症状を発症しないorできない状況下で事態は確実に進行しています。
薬局業界は一枚岩ではないことが敷地内薬局の規制改革後明らかになりました。大手と中小チェーンが分断されましたね。続いて、薬機法改正により薬局機能分類で薬局はさらに分断。
古来より組織を分断個撃破は兵法の基本。まだまだ分断されます。薬機法改正、KPI、オンライン服薬指導、調剤自動化薬局、お薬配送薬局。2020年代にはあっという間に進むと見て間違いありません。

駒形社長の叫びは論理的妥当性が高いですね。なぜ日薬から叫ばないのか?
駒形ファンの目には叫べないように映っております。日薬は周りに借りが多すぎる。そして借りを返していない。だから儲けすぎと言われて、高かろう悪かろうと定められても不思議ではありません。自分達がやっていることは真っ当で当然の権利と思っていた節があります。そんな態度を周りが快く受け入れてくれるのでしょうか?

どうも日薬共々、業界全体に「他人任せ」な雰囲気が充満しているような気がする駒形ファン。しかしながら、駒形社長に頼るのは問題なし。でもね、手遅れになってしまっては流石の駒形社長もお手上げになっちゃうかも??「今の医薬分業があって当たり前と考えるからおかしくなるんですよ」という言葉を聞いたのが2015年。この言葉の意味を噛み締め始めた2019年。この言葉の主が駒形ファンに授けた言葉が「仕事があるってありがたいですね。」でございます。

仕事があるってありがたいですね。
明日も楽しみです。
不満だらけ (駒形和哉)
2019-02-14 06:57:49
ブログを書きながら何だか失望感がただよっている内容だと思っています。
ダメ出しが多すぎです。
ウソでもいいから”大本営発表”が必要なのかもしれません。

世の中は常に「トレードオフ」の関係で成り立っていると思います。
何かが成り立つには他の何かがダメになる。
その他の何かが私の得意先です。

出来れば他の何かが成り立って何かがダメになる提案をしないといけないですね。

自分に不満だらけです。

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