薬局に企業理念はあるのだろうか。
準大手調剤チェーンのM&Aが気になる。
ここ数年で知り合いの会社が何を思ったのか身売りが続いている。
身売りと言うと語弊があるので経営判断と置き換えて欲しい。
経営判断かもしれないが何ともやるせない気持ちになる。
事情があってのことだとは思うが、会社を売って利を得たのは経営者一族だけじゃないだろうか。
決まり文句のように「これからの業界を考えて社員のために」となるようだが、いつも言っているが人の「ため」の「為」は漢字でこうなる。
そして人のためと言いながら「人」と「為」で「偽」りになっては困る。
そんなM&Aされた会社のホームページは企業理念らしきものが掲げられている。
その言葉がM&Aで嘘くさく見えてくる。
まだやれただろうと考えるのは外野席にいるからだろうか。
保険薬局は2007年に医療法上の医療提供施設に位置付けられている。
その意味合いは大きいと思う。
その役割を明確に示す薬局の姿勢が企業理念じゃないだろうか。
企業理念には地域医療に貢献する覚悟が示される。
ところが、そんな企業理念が見失われ、自らが身売りする。
いやいや経営判断する。
身売りしてもなお、その薬局に居座るとしたら、なぜ自分でやらないのかと疑問が残る。
経営者としての資質に問題があるなら、社員のために去るべきかもしれない。
後継者に問題があるとしたら、育て方に問題があったと反省が必要になる。
とある家具会社が路線を変えたとたんに経営不振に陥った。
赤字が続き、最後は全く関係ない会社に助けを求め、拾ってもらった。
基本的に経営手腕が問題だったと思うが、自分では気づけないのが悲しい。
結果として、毎年の赤字にM&Aした会社から引導を渡される。
しかし往生際が悪いのか販売アドバイザーとして残るようだ。
はっきり言って“あんたが邪魔だ”と言いたくなる。
M&Aされた会社の経営幹部は居残りを条件に売ってしまったのかもしれない。
しばらくは経営者としての報酬も入るだろう。
それ以上に会社を売った金額は死ぬまで使いきれない額になっているはずだ。
死ぬまで使いきれないお金がかわいそうだ。
医療提供施設には病院や診療所、歯科診療所、老人保健施設などがある。
全くないとは言わないがM&Aとして売った買ったの話はほとんどない。
なぜ薬局だけM&Aが成立するのか。
何となく薬局が評価されない大きな要因がそこに潜んでいるような気がする。
もっと医療提供施設としてのプライドを持って経営をして欲しい。
あくまでも外野席からの感想である。
上記内容はあくまでも個人の感想である。
気を悪くした人がいたら悪しからず。
新型コロナ医療従事者慰労金の支給に関しては、保険薬局の薬剤師は対象外とされました。厚生労働省のQ&Aでは、薬局でのクラスターは確認されていないという理由でした。
それに関しては線引きがそうであればと納得するしかありませんが、一方で、『なお、医療機関に勤務し患者と接する薬剤師や、宿泊療養等をする軽症者等を訪問で支援する薬剤師は、他の職種と同様に対象となり得ます』と記載があります。
おいおい、保険薬局=医療機関ではないのか??
なぜ、なぜ、なぜ??
厚生労働省の見解では、薬局は依然医療機関ではないということのようです。悲しいですが、本音がポロリとQ&Aで示されました。
間違っているかもしれませんが、薬局は医療提供施設ではあるが医療機関ではないとの見解があったと思います。
医療提供施設=医療機関ではなかったのですね。
確かに各種届出書には、保険医療機関/保険薬局と並列に記載がされていますものね。
保険薬局は、「薬局」という事であって「医療機関」とは別なのですね。。
認識を改めました。。
従って、出資者に対して配当禁止となっています。
薬局は株式会社として営利団体です。
株主に対して配当ができます。
そこら辺が異なるってことでしょうか。
配当ができるので上場が可能です。