湿度が高いと気力が吸い取られる気がする。
洗濯物が乾かない。
本の紙に水分がたまり、黴が発生する。
兎に角これに高温が合わさるともうたいへんなわけだ。当然だが、湿度の高いときにも利点はあるだろう。私の場合は、喉にいい気がする。乾燥していると喉にある雑菌が活性化して喉痛を引き起こす。
また、大気内で水分が飽和してそれ以上の水分が漂っている場合には霧が発生する。
なぜこんな話をするかというと、最近、書籍を扱う仕事をするようになって、酷暑の場合には冷房装置をフル稼働させるのが必須になっているからだ。(予算削減だから夕方以降はほったらかし)冷房がないと、湿度65%、38度 に上る。本にも良いはずがない。最も人間にも良いはずはない。
電力を節約しようとはなぜ言わなくなったのか?
おかしな話である。電力は足りているのだ。
自然科学のからくりが結構社会学的な人為的なからくりで考えると理解されやすくなってくるのだが、如何であろうか。
『すこしづつ飲んで麦湯に匂いあり』 今井杏太郎
よろしくお願いします。 お読み頂きましてありがとう存じます。