いつもお世話になっているベトナム語オンラインレッスン「VVレッスン」。
ひょんなことから(詳細は近日公開)、はじめましての先生を受講することに。
聞くところによると最近人気急上昇の先生とのこと。
たった1回30分のレッスンでその人気たるゆえんがはっきりと分かりました。
予約直後にお礼のメールが
これまで、10人近くの先生を受講してきましたが、大体の先生とのファーストコンタクトはレッスンの前日か直前。内容は授業内容(テキスト)を送ってほしいというもの。
ところがこのAnh先生からの連絡は予約直後。
今晩は
VvlessonのAnhと申します。
ご予約していただきまして誠にありがとうございます。
一瞬なにかあったかとビックリしましたが、予約のお礼メッセージでした。
続いてレッスン前日にこんなメール。
Em chào anh ạ.
明日のレッスンの内容は発音中心ですよね。具体的にはテキストを使って発音を練習しますか。自由会話を通して発音を練習しますか。
テキストをご利用の場合宜しければテキストの写真を送って頂けないんでしょうか。宜しくお願い致します。
すごく具体的にレッスン内容の希望を尋ねてくれます。VVレッスンは受講者が勉強したい内容を事前に送ることになっているのですが、初めてレッスン受ける際そのルールに気づかない方がそこそこいる模様。しかも、それを直前になって講師からひと言「テキストを送ってください」と言われて困惑しながらテキストを慌てて写真に撮って送ったり...。Anh先生の様に比較的早い段階で、かつここまで具体的に希望を聞いてくれると安心して臨めますね。
大体、私は初めての先生はテキスト使わずに簡単に自己紹介したり、適当に会話できればと思っているのですが、大体の先生は「テキストを送ってください」となるので「テキストをご利用の場合宜しければテキストの写真を送って頂けないんでしょうか」と使わない選択肢を残してくれているのはとても気が楽でした。テキストを使わずに教えるのはとても難しいことなので、これはAnh先生がレベルが高いために為せる技だと思います。
レッスン直前にも
そしてレッスン当日。定刻3分前にチャットにこんなメッセージが
Em chào anh ạ
Em đã chuẩn bị xong rồi ạ.
準備できました。
いつも受講している先生であれば何も心配いらないのですが、初めての先生の場合どのようなタイミングでSkypeがかかってくるかやはり心配。私の場合、数分前から準備を始め5分前にはPCの前で待機してるので、少しでも時間が遅れたら「あれ?今日じゃなかったかな?」なんて思ったり。
こういう形で連絡くれることでこちらからかけることもできますし、緊張がほぐれますね。
かゆいところに手が届く
さて、レッスンはというと。
まずはお互いに簡単な自己紹介から始めるも私のベトナム語レベルの未熟さにより日本語も使いながらしばらく会話。
10分経って「それじゃベトナム語で話しましょうか」ということでレッスンモードに。
先生からのベトナム語での質問にベトナム語で答えていきます。
このようにチャットを利用して、単語を教えてくれるのは他の先生も同様なのですが、感じた特徴としては「自然なベトナム語という観点で教えてくれるためとても実用的」だということ。例えば上の画像の1行目。
「Anh học tiếng Việt để làm gì ạ?(あなたは何のためにベトナム語を勉強していますか?)」
という質問。これに対して私はこれまで
「Anh học tiếng Việt với với vì anh muốn nói chuyện với nhân viên người việt nam.(ベトナム人のスタッフと話したいから勉強しています)」
と答えてきました。これは決して間違いではありません。間違いではないですが、「đồng nghiệp(同僚)という言葉もあります」と提案してくれるわけです。これによって言葉を選ぶ選択肢の幅が広がります。
続いて4行目
「Anh đã hiểu chưa ạ?(分かりましたか?)」
聞いた瞬間、また何か質問されているのかと思ってすごく考えてしまいましたが、単に今の説明が理解できましたか?と聞いてくれてただけでした。私は
「Anh hiểu rồi.(分かりました)」
と答えるわけです。これをことある毎に聞いてくれます。するとどうなるか。繰り返し使うことで、身につきます。
他にも「thật á?(本当?)」「Hóa ra là vậy(なるほど)」などよく使うような言葉を教えてくれたので、レッスン中にも多用していました。
ナウいベトナム語
おもしろかったのが、私が最近ベトナム人の友人と話す時に多用していた「trời ôi(英語のOh my god。なんてこった!まじかよ!)」を「あんまりベトナム人は使いませんよ」と教えてくれたこと。どちらかというと「ôi trời」の方を使うこと。もっと言えば、最近はアメリカの影響を大きく受けているので「OMG」の方が使うこと。またチャットでも「Tks e(Thanks emの略)」「Hello e(Hello emの略)」「メッセージを送ることをinb(inboxの略)」など使うことを教えてくれました。あくまで若者の間での語用とのことですが、ナウいベトナム語を教えてくれます(ナウい自体がナウくないという指摘は受け付けません)。
レッスン後のチャットでも
「Em cảm ơn anh ạ ^^ hihi(Hihi はメッセージをする時よくつけます。楽しい感想を込めて話すときつけます)」
とちょっとしたスラングを教えてくれました(友人がhihiを多用してるのをようやく理解しました。「うひひ」かと思ってました。hihi)。
勉強法&きめ細やかなアフターフォロー
今回のレッスン中に勉強法についても教えてくれました。
上の画像の6行目に
「Anh thấy tiếng Việt khó nhất ở điểm nào?(ベトナム語のどういう点が一番難しいと思いますか?)」
とありますが、最近の私は「文字は読めるけど先生が言ったのを聞き取れない」という課題があり、「聴解」と答えたところ「どういう風に勉強していますか?」と聞かれました。「レッスン動画の録画を見返してタイピングしている」と答えたところ「相手が言ったことをすぐに繰り返すといいです。これをシャドーイングと言います。聞き取れるようになれば書くこともできますが、書けるようになっても聞き取れるようにはなりません。」と具体的な勉強方法も教えてくれました。
レッスンの後半、文末詞(ベトナム語の文末に添えて話しての感情等を伝える言葉)の話になった際、「私が作った文末詞の資料がありますので、もし興味があればレッスン後に送りましょうか」とのことで、お言葉に甘えたところPowerPointで作成した立派な資料がレッスン直後に送られてきました。
一通りレッスンのお礼などやりとりした後、skypeで「~が入力中です」と表示され続けていて、それなのに何も送られてこないのでシステムエラーだとSkypeを閉じたのですが、数十秒語こんなものが送られてきました。
OMG!!!!!
まじかよ!こんなことしてくれるのすごくない??
どんだけサービス精神旺盛なん!!!!
って叫んでしまいましたよ(心の中で)。
こんな方にオススメ
ここまで読んでいただければAnh先生が人気の理由が十分に分かっていただけたと思います。
ただ、これまで色んな先生を受講してきて思うのは、どんなに人が「最高」と言っている先生でも、やはり人間なので相性があるということ。
なので私が思うこんな方にオススメという点を書いてみようと思います。
・本気でベトナム語を勉強したい人(すごく熱心なのでそんなに必死に勉強したくない方にはもったいないかも)
・VVレッスン初心者でどの先生を予約しようか迷っている方(クエン先生、私のお気に入り〇〇先生も)
・ある程度勉強した後で、1ステージ上に行きたい方(モチベーションを上げるのがとても上手)
まぁ迷ったらとりあえずAnh先生予約しておけって感じですね
ただし、華やかな方が苦手で静かな方が落ち着くという方にはオススメしません。
そうそう、余談ですが、レッスンの冒頭「私はのせさんの先生の〇〇先生とクラスメイト」ですと言われ、「なぜ私が〇〇先生ばかり受けていることを知っているのだ」と赤面してしまいました。
そしてレッスン後のチャットでも「Nếu nói về học sinh ở Vvlesson thì anh Nose rất nổi tiếng đó ạ :))」と言われ「学生の話をする際、のせさんはとても有名ですよ」と言われ、正確な訳が分からないため、先生たちの間で有名なのか、生徒間で有名なのか、悪名高いんじゃないかと心配しております。おとなしくしとかなきゃ。。。
VVレッスンの経営者の方は「ベトナム旅行ドットコム」もというメディアも運営されていますよ!ベトナムの観光情報が充実してますので旅行好きの方は是非!