かわいいおばあちゃん | *毎日のご機嫌さま暮らし*

*毎日のご機嫌さま暮らし*

心や身体が思うようにいかないゆらぎ世代に突入。
自分の心や身体を労わりながら親たち子どもたちのことに奮闘する時期だけど、楽しく過ごしていきたい。
そんな主婦のゆるめのお話。

ご訪問、ありがとうございます。

 

 

 

             *はじめましてさんは、こちらをどうぞ*             

 

 

 

 

 

 

 

昨晩、パパに

「明日は会社休めるよ」

と急なお休みを告げられた。

 

 

 

今度の日曜は会社に出ないとならないのかな、と思ったら、

お正月に仕事に出た代休が今日でした。

 

 

 

授業があるため学校に行く娘を駅まで送り、

10日ほど前に借りた本の返却期限が迫っていたので

それを返しに図書館へ。

 

 

 

10日前に来た図書館とはずいぶんと違っていた。

 

 

 

10日前は、人がとても多く、

借りに来ている人、時間つぶしに来ているであろう人、

新聞なども読んでいたり、机で本と格闘しているように見える人、

調べ物をしている人にトイレに行く人やお子さん連れの人、

様々な人で静かだけれどごった返していた。

 

 

 

でも、今日は貸し借りだけで椅子に座ることもできなくなっていたので

館内の人は10人弱でひっそりと静まり返り、

たった10日でこれほど違うのか。

 

 

 

なんだかとても寂しい風景。

 

 

 

でも、借りていく人は多いようで、

私が借りたいと思って決めていた2冊の本はどちらも貸し出し中。

 

 

 

臨時で数冊借りて帰ったけれど、貸し出し中ということは

きっと温かい部屋で誰かさんが

それらの本を読んでいるのだろうと想像してみると

不思議な安心感も生まれてきて、不安が和らぐ。

 

 

 

それから長男に頼まれていた仕事で使う靴下を買いに・・・。

 

 

 

長男の分を選んでから自分の分も選ぼうと

女性の靴下の所に行ったら

温かそうな毛糸の帽子をかぶった

小さなお婆ちゃんが先に見ていた。

 

 

 

私も遠慮がちに靴下を選び始めたところ、

1分ほどたってからそのお婆ちゃんに話しかけられた。

 

 

 

「私は小さいからここにある靴下のここが大きくてね」

かかとの部分を指さしながら小さい小さい声で言うので、

お婆ちゃんの身長に合わせてかがんで耳を傾けて聞いた。

 

 

 

「お婆ちゃんにはここにある靴下は大きそうだね」

 

 

 

お婆ちゃんの笑顔にこちらも自然と笑顔で返事する。

 

 

 

私が言うと、またにこっとしてきた。

 

 

 

かわいいお婆ちゃんだなぁ・・・。

 

 

 

そして、心もあったかそうな人。

 

 

 

なんか、ずっとそばにいてあげたくなってしまった。

 

 

 

でも、あまりそばに居すぎると今は密になってしまうので、

名残惜しかったけれど自分の靴下を選んでその場を離れた。

 

 

 

別の物をみていたパパに

「かわいらしいお婆ちゃんがいたよ」

と話した。

 

 

 

将来、私もあんなかわいらしいお婆ちゃんになりたい。

 

 

 

また、あのお婆ちゃんに会えますように・・・。