カルチャーハウス香里ケ丘講座
今週は(コロナじゃないけれど)日曜日に体調を崩してしまい、9月21日(月曜日)のカルチャーハウス香里ケ丘講座を休講にしてしまいました。楽しみにしてくださっていた生徒の皆さん、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。
来週9月30日(水)午前(←8月第二水クラスの振替日)への振替も可能ですし10月14日(水)午前クラス、10月19日(月)他クラスへの振替も可能とカルチャーさんにお伝えしています。もちろん返金や時期への充当も可能と聞いております。
火曜日は随分良くなり定員4人の伏見教室だったのでなんとか開催。水曜日もさらに回復して近鉄文化サロン奈良講座を開催出来ました。
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伏見教室生徒作品紹介 実物見て描いた特集
皆さん、ご自宅で実物を見て描かれたとのこと。アドバイスするとすぐに実行されるところ、すごい尊敬!!
私の教室は風景画を中心とし、写真を見ながら教室で描くスタイルですが、静物画もOKにしています。時々お孫さんやペットを描きたいなども。本格的方式では無理がありますが、うまく写真を利用するなどして、初心者の方でも描ける方法でお伝えしています。
静物画をご自宅で描かれる場合には、昼間は窓辺。夜は多方向から光が来ない照明の元で描くこともアドバイスしています。教室は月に1,2回しかありませんので、理想の最終形は皆さんが自宅や屋外スケッチで絵を楽しめるようになることが大切と思っています。
Sさん作品
ケイトウのフサフサした質感も感じるいい絵ですね♪ 色も濁りなく暈しもうまく使われてメリハリをつけられています。テーブルに落とした色とも響き合わせた表現はとてもいいですね。
お庭で咲いていた花を生け描かれたとのこと。全体にとてもバランスの取れた美しい表現で素晴らしいです。水彩画を始めて1年半ほど。コツコツとした努力が実っていますね。
Yさんは丁度私がエスキースをお勧めしていた時期に入られた方です。エスキースは合う方合わない方が出るので、今は全員に伝えていないのだけど、Yさんは性に合っているのだとか。
そのエスキースも素敵な感じ。『こんな挿絵入りのお便り頂いたら嬉しい。』って皆で話しました。
ОNさん作品
まだ今年の春に始められたばかりですが、グングン可能性を広げられています。イチジクはめっちゃ美味しそう♪ バックは透明水彩らしい大胆な表現をされていますね。こうやってエイッ!っといつかやらないと、透明水彩絵の具とはなかなか仲良くなれないと思います。
透明水彩と言っても細やかな表現方法もあるので一概には言えませんが、こういう感じが好きならばとてもいい取り組みですね♪
※上記の内容とは関係ありません
アートエッセイ【作者がいるか・作者がいないか】
以前の記事の結論
要は「私の教室での模写は、レクチャーすればするほど、本来の模写の目的から外れる。また、効果が出る様にしようと思うと、その人自身が模写元作品と対話する邪魔をしないよう極力何も言わないのが一番親切 なのでお勧めはしない。」というのが結論だったように思います。
思います・・・というのは、自分でも長すぎて読み返す気力がないから(~_~;)
以前の記事の疑問
そこで、『えっ?それはオリジナル制作でも、”何も言わないのがいい”ということにならない?』と思う方もおられると思います。
そこで大きく違うのが【作者がいるか・作者がいないか】。
「オリジナル作品」の監督は生徒さん
オリジナル作品の場合は生徒さんがその絵の総監督。何でも自由に決められる唯一の存在。そして私は、技法や手順の補足をしたり、独りよがりではなく他人が見てもイイ感じに思える様に客観的アドバイスをしたり相談しながら、生徒さんが”モチーフ⇒感じて動いたこと⇒絵画表現”と一緒に紐解いていく様な仕事をしています。
だって、監督がそこにいますから。WHY?WHY?と聞いて、自由に変更もOKですね。
「模写作品」の監督は模写元作品の作者
表題の通り、模写する人にはそれを自由にする権限はありません。勝手に設定を変更することもできないし、作家のWHYを作品から推測する以外に無いのです。
”模写”をして勉強したいのか?または、”模写´””模写っぽい´”で他のことを求めているのか?(例えば「画材の使い方だけ知りたい」「ただただ楽しい♪」etc)を区別しないといったい何のためにしていることか?がわからくなりますね💦
「作品の監督はあなただ!!」
・・・と言われても『そんなことできれば苦労はない。』と思ってしまう方は多いのではないでしょうか?でも、人間は不思議なもので”模写”となると筆さばきや絵の具の扱い、行程に至るまで”慣習や手癖”に思いっきり引っ張られるのです。
↓何度もご紹介させていただいていますが、イラストレーターさいとうなおき氏が解りやすく語られています。
オリジナル作品で「自由に」と言われても「そんなのわからない」となるのに、「模写作品通りに」と決められると、不自由さを感じ「慣れていて楽な慣習や手癖」で描いてしまう。
結論はやはりオリジナル作品を描くこと
この補足は3回に分ける予定ですが、最初に結論を書いてしまうと表題の通りです。
若しくは「”模写”しながらであってもオリジナル作品は描き続けること。」
あと、「上手な絵」自体を目的にしないこと。
そうしないと、「上達も遠回り」になる上に、「上手い絵じゃないと満足できない。」という、すごい高い壁を自分に課してしまうことになると思うのです。
やはり2010年代後半以降の情報化で見失われがちになってきた「モチーフを表現しよう。」という基本的な気持ちが大切だと感じています。
※次回は総監督が考える具体的な事柄。WHYの詳細について書きたいと思っています。
いつも応援ありがとうございます☆
✎定員4名の小さな教室です。各自のペースでレッスンします(*^-^*)♪
★伏見教室月二回 京阪伏見桃山、近鉄桃山御陵前 駅前 雅究房1階
●1.3火午前10:00~12:30 満席
●1.3火午後13:30~16:00 残席1名
●2.4火午前10:00~12:30 残席1名
●2.4火午後13:30~16:00 残席2名
☎ 090-9250-8887 黒川しづこ携帯 体験・見学可
詳細 http://park8.wakwak.com/~kurokawa/99_blank007.html
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