field staf庄司貴生
９月
残暑をたっぷり引きずったまま
終盤の９月に入った。
普段なら盆を過ぎると
少しづつ気温も下がり始め
９月だと肌寒いくらい。
気温は夏、シーズン的には秋という中
魚達はどんな動きをしてくるのだろう。
川の状況はというとここ毎年の事ながら
局地的な雨が多く
全く釣りにならないとこもあれば
渇水で一雨しっかり降って一度増水が
欲しいといった所も。
それでも秋色に染まった
ヤマメに会いたくて川へ向かう。
９月上旬
県内の雨量計を見ながら条件の良さそうな
それでいて自分の求めている
魚がいる沢をしぼっていく！
着いた目的の沢は増水ぎみ。
普段より１５ｃｍ程水位が高い。
この沢の規模だと１５ｃｍの増水は
なかなかでルアーを撃つ場所も限られてくる。
そんなストレスを抱えながら釣り上がると
普段ならあまり水の動きがないポイントが
良い感じの流れに！
と言うかこの先のポイント形成を
思い出してみてもここで何もなかったら
多分辛いなぁという中姿を見せてくれました。
まだ秋をしっかり出しきってない個体ながらも
肉眼ではしっかり見えるオレンジ色の婚姻色。
鼻も若干曲がりかけパーマークも鮮やか！ いつまでも消えないパーマークが
その個体の色の濃さを物語っていた。
また別の日にはこれぞ沢のヤマメという個体！！
顔もいかつく紅の婚姻色が
鮮やかな素晴らしい魚。
もう少しすればもっとどぎつくカッコ良さそうだ。しばらく魚に見惚れてしまった。
３０.５ｃｍと極端に大きくはないのだが
沢の規模と環境を考えればここまで
育った強さに感動を覚えた！
本流のようにベイトがいる訳じゃない
この沢で羽虫や水生昆虫だけで
このサイズまでに。
大きくなるＤＮＡも
受け継いでないとこんな環境の中・・・
とりあえずは９月前半！
また良い魚に出会えましたら！
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