日本の科学者が痩せる脂肪を発見し世界を驚かせた!

脂肪に関する一般的な認識は、それが体重増加の主な原因であるというものです。

しかし、この固定観念を根底から覆す発見がありました。

それは、体重減少に寄与する特別な種類の脂肪、つまり「痩せる脂肪」の存在です。

 

この驚くべき発見をしたのは、なんと日本の科学者でした。

この痩せる脂肪は、褐色脂肪細胞として知られ、北海道大学の名誉教授である斉藤昌之氏によって初めて特定されました。

斉藤氏の研究は、世界中の肥満研究の分野に新たな光をもたらしました。

彼の発見以降、第三の脂肪細胞であるベージュ脂肪細胞も同定されています。

ベージュ脂肪細胞

出典:www.nhk.or.jp

痩せる脂肪の存在とその増やし方を理解することは、肥満との戦いにおいて新たな戦略を提供します。

日本人科学者によるこの革新的な発見は、世界中の多くの人々に希望を与え、肥満対策の新たな道を切り開いています。

脂肪の種類、働き

脂肪には、脂肪を貯蔵する働きのある白色脂肪と、脂肪を燃焼し、身体を温める褐色脂肪の2種類があります。白色脂肪細胞には単一の脂肪滴が含まれていますが、褐色脂肪細胞は鉄を含んでいるので褐色の色をしています。そして、多数の小さな液滴と多くのミトコンドリアが含まれ、毛細血管も集中しています。

褐色脂肪細胞とは?

出典:iryou.chunichi.co.jp

褐色脂肪細胞の主な働きは、動物や新生児が体を震わせないように体の熱を作ることにあります。脳からの指令によって、褐色脂肪細胞がが活性化し、白色脂肪を燃焼し、皮下脂肪や内臓脂肪を減らすことができるのです。でも褐色脂肪細胞は、新生児だと多くもっていますが、大人になると約50gに減ってしまいますが、大人にも多く見られるベージュ脂肪細胞も発見されています。また、痩せ型の人は褐色脂肪(ベージュ脂肪)細胞が多く、肥満型の人には褐色脂肪(ベージュ脂肪)細胞が少ないこともわかりました。10年経つと10kgの体重差になりといいます。

痩せる脂肪のある場所

褐色脂肪(ベージュ脂肪)細胞の痩せる脂肪は、首周辺や肩・肩甲骨周辺、脇の下に多くあります。がんを見つけるPETーCTで検査するとわかります。肩のあたり(肩甲骨周り)が赤く光ることで確認できます。

褐色脂肪細胞

出典:NAVERまとめ

褐色脂肪細胞は成人で平均50~60g持っているといわれます。1年間に褐色脂肪細胞で3.6kgの脂肪を減らすことができます。