雑草軍団からラグビー日本一を目指し続けた軌跡 大学編 連載第18弾! | ラグビーを楽しもう!  

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さてお話のほうは、いよいよシーズン佳境にはいり、リーグ優勝争いを掛けた試合となる専修大学戦を迎えます。ここでもライバルとの激突がありました。是非お楽しみ下さい!

 

 

 

【優勝を賭けた専修大学戦でもう一人のライバルと激突】

この年のリーグは、上位三つ巴の様相を呈してきた。リーグ最終戦前の専修大学対法政大学の対戦結果次第で、日本大学との間のこの三校の中から優勝が絞られる

法政は日大に不覚をとり一敗で専修大学戦を迎えた。専修はここまで全勝をキープしていた。法政が勝てば日大の結果如何で逆転優勝を飾れる。

専修大学は、強い FW と決定力のあるバックスで勢いのあるチームだった。中でも注目を浴びていた選手が、私と同じ 14 番の二年生ウイング、佐藤 龍だった。彼の特徴は、足を高く上げてタックルを蹴散らせながら前進するその独特の走法と、パワーだった。同じ 14 番でトイメンでは無かったが、意識するようにはなっていた。

 

法政は前半の探り合いの後チャンスを迎えた。敵陣に入ったマイボールラインアウトで、キャプテンでロックの藤本主将(本田技研 OB)がきれいにキャッチして、良いボールがバックスに供給された。右オープンに展開した法政は、第一センターの早坂さんが、軽快な

ステップワークで相手をずらして、ラインの裏で右ウイングの私にパスを飛ばした。

 

がっちりと受け取った私は、スワーブでマークを外し大きくゲイン、フルバックも振り切りトライ!と思った次の瞬間、低い姿勢で獲物を狙うような専修の選手が突如として、眼前に現れたのだ。佐藤龍だった。

ゴール前 5 メートルまで来ていたが、完全に内側からコースを押さえられていたため、私の選択肢としては、当たり飛ばしてそのまま飛び込むしか無かった。

 

渾身の力を込めて、佐藤龍にぶち当たりに行った!ドスンと鈍い音とともに二人はぶち当たったのだが、その時の感覚は、何かの壁に当たっている様な感覚だった。トップスピードで当たった私を低い姿勢で完全に受け止められ、当たり飛ばすことは出来なかったので、ポイントになり、フォローの FW にボールを渡した。法政大学の FW 陣の素早い集散で今度は良い形で左に連続攻撃を仕掛け先制のトライを決めた。

 

しかしなんというプレーヤーなのだろう。逆サイドからのフォローディフェンスであそこまでカバーしてくる走力と、あのパワーは、信じられないものがあった。先制出来た法政

は、この試合常に有利に進めることができ、優勝が懸かった試合で勝利を物にした。

 

翌日の毎日新聞のスポーツ欄にこの試合で逆転優勝に前進した法政の記事が載った。見出しは、「法大逆転優勝に大きく前進!」差し込まれた写真は、佐藤龍と私がぶち当たった瞬間の写真。これがトライの写真だったら良かったのだが、またしてもあんまり格好良くない写真が採用されてしまった。その写真は毎日新聞社から額装されて私の手元に届き、今でも鮮明に残る佐藤龍の凄さの記憶と共に、大事に取ってある。

 

毎日新聞に掲載された佐藤龍との激突の瞬間の写真。(秩父宮ラグビー場)

 

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明日からの夏休みの方々も多いと思います。ゆっくりと酷暑の夏で疲れた体を癒してリフレッシュしてくださいね!

 

つづく!