No.690 知り合いの博物館!? | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

こんにちは。

たーろんです。

 

先日ホルチンに戻ってきました。

(念願叶っての里帰りですな)

 

例年恒例の通遼での宴会の前に、

知り合いの王金さん(元農牧場管理局・副局長)が

博物館を案内してくれることになりました。

 

 

 

 

 

 

場所は飛行場のすぐ近くとのことで、

そんな所に博物館なんてあったかなーと思っていたら、

昨年2018年の10月にできたばかりだそうです。

 

 

 

 

名前は「ホルチン農耕文化博物館」。

なるほど、王金さんが以前所属していた農管局系の施設だと納得。

敷地約1ha、展示場3,000㎡の立派な施設です。

 

 

案内されて中に入ると、各時代のホルチンの農耕文化に関する展示物がずらり。

1,000点以上の実物が展示されていました。

 

 

 

そして驚くのは、これらの実物のほとんどを王金さんが個人で寄贈したとのこと。

ええー、カメラが趣味で撮影が生きがいと言っていた王金さんに、

こんな文化人としての一面があるとは!

(失礼だけど、同感)

 

 

これらの品は内蒙古以外に黒竜江や遼寧などにも出かけ、

現地で購入交渉を行って少しずつ集めたとのこと。

農管局って給料良かったんですねー。

 

 

王金さんいわく、農村はどんどん新しい生活に移り変わり、

昔の物はどんどんなくなっていく。

今これらの物を保存しなければ消滅してしまうので、

集めて寄贈することにしました、とのこと。

 

(20年前はまだ土壁の民家、あったね)

 

彼の性格上、さらりと言いますが、実はとても大変で、そして大事なことだと思います。

通遼市街の学校から見学に来られるとのこと、大事に次の世代にも伝えていってほしいですね。

(ほんとうに頭が下がりますね。素晴らしい友人です。)

 

(おしまい)

 

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