こんにちは。
たーろんです。
先日ホルチンに戻ってきました。
(念願叶っての里帰りですな)
例年恒例の通遼での宴会の前に、
知り合いの王金さん(元農牧場管理局・副局長)が
博物館を案内してくれることになりました。
場所は飛行場のすぐ近くとのことで、
そんな所に博物館なんてあったかなーと思っていたら、
昨年2018年の10月にできたばかりだそうです。
名前は「ホルチン農耕文化博物館」。
なるほど、王金さんが以前所属していた農管局系の施設だと納得。
敷地約1ha、展示場3,000㎡の立派な施設です。
案内されて中に入ると、各時代のホルチンの農耕文化に関する展示物がずらり。
1,000点以上の実物が展示されていました。
そして驚くのは、これらの実物のほとんどを王金さんが個人で寄贈したとのこと。
ええー、カメラが趣味で撮影が生きがいと言っていた王金さんに、
こんな文化人としての一面があるとは!
(失礼だけど、同感)
これらの品は内蒙古以外に黒竜江や遼寧などにも出かけ、
現地で購入交渉を行って少しずつ集めたとのこと。
農管局って給料良かったんですねー。
王金さんいわく、農村はどんどん新しい生活に移り変わり、
昔の物はどんどんなくなっていく。
今これらの物を保存しなければ消滅してしまうので、
集めて寄贈することにしました、とのこと。
(20年前はまだ土壁の民家、あったね)
彼の性格上、さらりと言いますが、実はとても大変で、そして大事なことだと思います。
通遼市街の学校から見学に来られるとのこと、大事に次の世代にも伝えていってほしいですね。
(ほんとうに頭が下がりますね。素晴らしい友人です。)
(おしまい)
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