No.692 氷った井戸で灌水? | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

こんにちは、せるです。

 

 

ホルチンは、6〜8月の雨季に年間降雨量の8割が集中しますが、

それでも冬場に雪がちらほら降ることはあります。

 

ところが、昨年の秋から冬にかけて、緑化地ではさっぱり雪が降りませんでした。

(前回お伝えしたタナのブログと順序が逆になっちゃいました)

 

私の人生でこんなこと初めてです。

このままでは、根が浅く体力のない小さな松が乾いて枯れてしまいます。

 

そこで、この時期には大変珍しいのですが、灌水をすることにしました。

 

暖かくなったとは言え、3月下旬はまだ最低気温が氷点下で、

当然井戸も氷っています。

 

そこで、凍っている井戸を融かして灌水をすることにしました。

 

どうやって凍っている井戸を融かすか分かりますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普通にスーパーで売っている食塩です。

(ちょっともったいないけれど)

 

これを井戸にばさっと入れます。

 

 

 

 

すると不思議、氷が融けていくんです。

(凍結防止効果もあるよ〜)

 

なんで融けるのかはよく分かりませんが、

(凝固点降下。不純物=塩の混入により凝固点が下がる現象。)

 

このことは地元の人ならみんな知ってます。

大事なのは氷が融けて灌水ができるってことです。

 

と言うわけで、まだ3月で寒かったですが、

しっかり灌水してきました。

(汲み上げてしばらくは塩水なので、苗にかけないようにね)

 

 

 

 

その後大雪が降りましたので一安心です。

 

(おしまい)

 

 

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