No.740 お得でない豚肉の安売り | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさん、新年好です。

セルゲレンです。

 

新型肺炎が流行してますが、こちらはそんなに大騒ぎにはなっていません。

 

 

それより、昨年からの豚コレラの影響で豚肉の値段がどんどん上昇し、豚コレラ発生前は100gあたり3.7元(=60円)程度だったのが、今では5.6元(=約90円)もするんですよ。春節前後でみんなが豚肉を欲しがるのに大変です。

 

 

 

 

 

そこで今回、政府が備蓄豚肉を放出することが決定しました。通遼市全体で270トンです。

 

こちらは100gあたり3.7元(=約60円)と、豚コレラ発生前の価格で購入できるようです。こちらは冷凍肉ですが、通常価格より3割も安いですね!

 

 

 

 

ところが、270トンを通遼市全体の人口(諸説いろいろありますが、約330万人ほどらしいです)で割ると、1人あたり約80gにしかならないようですね。

(1回で食っちゃうよね)

 

 

 

とはいえ、それでも貴重なので、これは頑張って並んでたくさん買わねば!と気合を入れていたら、后旗(カンヂカを含む市域全体)の販売地点はなんとカンヂカから東に約50kmも離れた、ジルガランという街。

 

 

豚肉を買うために往復100kmはちょっと考えてしまいますね。

(豚肉分で浮いたお金より、ガソリン代の方が高いよね)

 

 

でも、今回の新型肺炎では、大都市や周辺集落がどんどん封鎖されていっていますので、そのうち肉だけじゃなく野菜や他の食料・生活物資も不足してきそうですね。今回は、肺炎で混乱する前の対応だったのですが、これからまた更に混乱が続きそうです。

 

(おしまい)

 

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