九月の夜想曲 ~ブルームーン<九十九の涙に彩られた刻の雫>~

行間に綴られた言葉を、共に知る方へのメッセージ

ひと雫

2018年12月21日 | 日記
多くのものは必要ありません。
手のひらに収まるだけの玄米があれば、幸せになれるのです。

大きなものは必要ありません。
手の甲に乗るだけの岩塩があれば、美味しいスープができるのです。

高価なものは必要ありません。
握りしめた小銭で、一抱えの葉物を譲ってもらえるのです。

眩し過ぎると見えないように、有り過ぎるとわからないのです。
だから、ほんのひと雫でよいのです。

そのひと雫が琥珀色であったなら、寒い夜も越せそうです。

そのひと雫を大事そうに見守る瞳があれば、寒い夜も温かくなります。

きっと・・・寒い夜も・・・きっと・・・

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