人生には、
知っておいた方がよいこと、
知らなくてもよいこと、
知らない方がよいこと
がございます。
「うさぎとかめ」のお話は、
知っておいた方がよいことです。
俊足のうさぎと、鈍足のかめがかけっこをします。
油断したうさぎが昼寝をしている間に、
かめが先にゴールします。
能力が高くても、油断すると負けることがある・・・
能力が低くても、地道に努力すれば、勝てることがある・・・
そうしたお話だったように思います。
☆☆☆
もうひとつの「うさぎとかめ」
俊足のうさぎと、鈍足のかめがかけっこをします。
うさぎは、自分が勝てることを知っています。
かめは、一生懸命走ります。
うさぎは、一生懸命なかめに喜んでほしいと思っています。
でも、わざとゆっくり走ったのでは、バレバレです。
そこで、油断して昼寝をしているふりをします。
その横をかめは、一生懸命走ります。
先にゴールに着いたかめは、
苦手なかけっこで俊足のうさぎに勝てたことを喜びます。
一生懸命努力すれば、不可能と思えることも出来るのだと
自信を持ちます。
努力は無駄ではないと知ります。
ある日、いつも「うさぎとかめ」に優しく接してくれる人が、
病に倒れます。
それを聞いた「うさぎとかめ」は、急いでその人の家に向かいます。
俊足のうさぎと、鈍足のかめが急ぎます。
ふたりで木陰からそっと見守ります。
なぜ、同じタイミングで此処に?
うさぎがかめのペースに合わせた?
いいえ、うさぎはかめを抱えて全速力で走ってきたのです。
かめは、うさぎがどれほど速く走れるのかを知りました。
うさぎは、かめを抱えてきたので、
“命の水”を持ってくることができませんでした。
永い歳月をかけて出来上がった“命の水”を
持ってくることができませんでした。
木陰から見守るふたりの写真がセピア色になるころ、
使われることなく木樽の中で眠りについた“命の水”は、
琥珀へとかわりました。
Written by Z
知っておいた方がよいこと、
知らなくてもよいこと、
知らない方がよいこと
がございます。
「うさぎとかめ」のお話は、
知っておいた方がよいことです。
俊足のうさぎと、鈍足のかめがかけっこをします。
油断したうさぎが昼寝をしている間に、
かめが先にゴールします。
能力が高くても、油断すると負けることがある・・・
能力が低くても、地道に努力すれば、勝てることがある・・・
そうしたお話だったように思います。
☆☆☆
もうひとつの「うさぎとかめ」
俊足のうさぎと、鈍足のかめがかけっこをします。
うさぎは、自分が勝てることを知っています。
かめは、一生懸命走ります。
うさぎは、一生懸命なかめに喜んでほしいと思っています。
でも、わざとゆっくり走ったのでは、バレバレです。
そこで、油断して昼寝をしているふりをします。
その横をかめは、一生懸命走ります。
先にゴールに着いたかめは、
苦手なかけっこで俊足のうさぎに勝てたことを喜びます。
一生懸命努力すれば、不可能と思えることも出来るのだと
自信を持ちます。
努力は無駄ではないと知ります。
ある日、いつも「うさぎとかめ」に優しく接してくれる人が、
病に倒れます。
それを聞いた「うさぎとかめ」は、急いでその人の家に向かいます。
俊足のうさぎと、鈍足のかめが急ぎます。
ふたりで木陰からそっと見守ります。
なぜ、同じタイミングで此処に?
うさぎがかめのペースに合わせた?
いいえ、うさぎはかめを抱えて全速力で走ってきたのです。
かめは、うさぎがどれほど速く走れるのかを知りました。
うさぎは、かめを抱えてきたので、
“命の水”を持ってくることができませんでした。
永い歳月をかけて出来上がった“命の水”を
持ってくることができませんでした。
木陰から見守るふたりの写真がセピア色になるころ、
使われることなく木樽の中で眠りについた“命の水”は、
琥珀へとかわりました。
Written by Z