九月の夜想曲 ~ブルームーン<九十九の涙に彩られた刻の雫>~

行間に綴られた言葉を、共に知る方へのメッセージ

ただ風に吹かれ

2019年01月06日 | 日記
ただ風に吹かれる日々。



対処しなければならない事もなく

解決しなければならない事件もなく

我慢を強いる事もない・・・



昨日の後始末をすることもなく

明日の戦いに備えることもなく

心を鬼にする必要もない・・・



安息の日々は、ただ風に吹かれる日々。



痛みもなく

苦しみもなく

ましてや、心配事もなく



ただ風が吹いている。



何かを得る必要のない日々。

それは、失うことからの解放。


何かを抑える必要のない日々。

それは、悪しき亡者たちからの解放。


自ら動く必要のない日々。

それは、もはや守るべき者のいない世界



そこには、ただ風が吹いている。

刻の狭間を

ただ風が吹いている。



ただ風に吹かれる日々。

それは

 戦いの果てにあり

 闘いの終りにあり

 永遠の扉の向こうにある。


輪廻の中には無い。

唯一の刻だからこそ、存在し得るもの・・・



そこでは、ただ風が吹いている。

 風だけが知っている。

そこには、ただ風が吹いている。

 それを消し去るために。

 そして、それを忘れぬために・・・

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