若葉のきせき。

若葉のきせき。

起立性調節障害で不登校だった1人の女子中学生の、軌跡。

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みなさまお久しぶりです。
無事高校を卒業したので、報告しにきました。



3年間、相変わらずの体調不良で遅刻と欠席を繰り返しつつも、
なんとか単位を拾いきり、もとの高校を中退することなく卒業することができました。

卒業式に来ていた、中退した子に「お前も絶対中退したと思ってた」と言われましたが、
学校をやめようとは一度も思わなかったです。

辛かったですが、楽しいこともたくさんあって、絶対この学校を卒業したいと思っていました。



春からは大学に通って、教育を学びます。

2月は大きく体調を崩しましたが、一般入試で乗り切りました。

塾に通う気力もなく、赤本を解く余力もなく、センター前以外は毎日3時間程度しか勉強できなかったのですが
まあ人間、どこかで辻褄が合うようになっているんだなぁという感じです。

目安までに書いておくと、数学以外は偏差値70ちょっとまで上り詰めましたが、数学は相変わらずボロボロだったので
もし学校に行けてないけど、少しでも何か勉強したい…という人がいたら数学を優先することをお勧めしておきます。

どうしても、不登校であく穴の大きさはなかなか取り戻せない。



話が逸れました。


ここまで思い返してみると、本当にたくさんの人に支えられてここまで来たんだなと改めて感じます。

卒業と入学の報告をしたい人がたくさんいて、この節目の時期に会いたい友達もたくさんいて、幸せだなあと思います。

もちろん、このブログの読者さまもそうです。

おそらくまだ読んでくださってる方はほぼいらっしゃらないかと思いますが、
もしふとどうなったんだろうと気になって、この記事を読んでくださったのなら、とても幸せです。

誰かに気にかけてもらえているということ、私を思って温かいコメントをくれるということにとても救われていました。

本当にありがとうございました。



苦しいこともたくさんあった中高時代でしたが、あの頃のおかげで得難いものをたくさん手に入れたように思います。

今は毎日遊び歩いていてとても楽しいですし、それができる程度には体調も回復しています。

焦らず自分と向き合っていれば、そのうち乗り越えられるんですね。


乗り越えた先に待っているのは、さらに素敵な自分なはず。

暗い日々は自分たちも、その親をも不安な気持ちにさせますが、信念を持って頑張ってほしいと思います。


ODの人は真面目な人が多い気がするので一応添えておきますが、向き合ってみて、
「あ、こりゃダメだ」と感じたら、とりあえず逃げを打つのも大事なことです。

ゆっくり心と体を休めていれば、そのうち元気になります。

数年かかったりするんだし、休むことに関しても戦ってたら疲れちゃいます。

戦うのは元気になってからで十分です。




とまあこんな感じで、お前完全に吹っ切れたんだなーみたいな、すがすがしい気分です。

心模様は本日も晴天なり。

すぐそこに迫る、桜前線の到達を待っています。


私が倒れるきっかけとなってしまった先生がまだ気にしてくださっているようなので、
卒業式の日にお手紙を渡してきました。

私に関わってくれた人には、できるだけいい影響を残したいというか。
心のしこり、暗雲にはなりたくないと思うんですよね。



友達、先生方、地域の方々、読者のみなさん、そしてなにより家族には本当にお世話になりました。

みんなで同じように、心が躍るような春を迎えられたらいいなと思っています。