40数年前の話です・・・


私が会計事務所に入った頃のこの業界の求める人材は、

①ソロバンが出来る


②字がきれいな事、でした。


ソロバンは数字の集計に欠かせません・・・伝票の束を素早く間違えずに集計する技術が求められ、きれいな字は・・・手書きで元帳(取引の内容を記載した帳簿)に記載するのでバランス良く整った字が求められていました。


ベテラン職員は小気味よくパチパチとソロバン🧮を弾き、リズム良く印刷した様にきれいに並んだ字を書き連ねる・・・一方でソロバン🧮も出来ず、上手な字も書けない私は戦力外で、良く先生が使ってくれたと感謝です。


この事務所では、通常では出来ない経験をさせて貰った・・・


倒産会社の債権者集会での財務内容の説明をした時は、

また弁護士事務所に通い詰め倒産の山の様な書類を整理した時など、その当時の私には息が詰まる様だった・・・


楽しい事も多々あった、遠方の関与先、例えば箱根や二宮への出張はドライブ気分(🚙はスカイライン2000GTで確か人気の愛のスカイラインだった)。

帰りにはお土産やらお寿司をご馳走になったりと、良い思いをさせて貰いました!・・・


また変わったところでは、顧問先に当時流行っていた日活ロマン◯ルノ映画館あり、その映写フィルムの題名を元帳に記載する女性職員さん(例えば ◯弁のしずく、とか、◯暦大奥◯話など)表情変えずサラサラとペンを走らせていたのが思い出される(仕事だから当然ですが)。


電卓が出始めたのがこの頃で、営業された電卓は縦横35センチ以上で厚さが15センチ以上、重さ20キログラム以上もあろうか、持ち運んで使用出来るサイズ、重さではないこともあり、

事務所に導入されませんでした・・・この電卓の値段を忘れてました、確か50万円だったか!

・・・導入却下の理由はことによったら、この金額だったかもです。


その後の電卓の進化と値段の低下は目を見張る様です。


あれから数十年後の今、会計事務所を取り巻く環境は大きく変わりました。

今や手書き元帳はパソコンによる活字印刷になり、ソロバン🧮は実務使用よりボケ防止の利用に変わり・・・パソコンの劇的進歩により、かつての人海戦術的仕事の進め方は様変わりしました。

手書き元帳時代・・・恥ずかしかったのは自分で書いた元帳を何かの拍子で目にすることでした・・・今、あの不揃いな文字から解放された事がなにより嬉しい!


by 薫風


 

 

 
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