母の日、父の日のポリコレ | 4コマ漫画「アメリカは今日もアレだった」

4コマ漫画「アメリカは今日もアレだった」

アメリカ暮らし漫画と昔の日本での愛犬物語です。

 

 

ポリティカル・コレクトネス。

 

直訳すると「政治的な正しさ」ですが、ちょーかんたんにゆーと

差別や偏見を含まない言葉の使い方。

 

みたいです。

 

このコトバは1980年代にアメリカで始まったそうで、移民の国、多民族・多文化のこの国が発祥の地というのはとても自然でうなずけます。

 

でもコレ、ポリコレ。

際限なく正していくうち、あたしもう疲れちゃった・・・

 

というアメリカ人もたくさんおられるようで。

 

逆にいうと、すでに疲労がにじむほど浸透したアメリカ。

つまり、ある意味守られたがゆえ無防備&ムジャキとなった人々に、ギリシャから来たこの牧師さんがいささかのためらいもなくくりだした別意味ムジャキなド直球っ!!

 

嬉しそうにうなずく人もたくさんいたけど

 

私は正直、ハラハラしたっ!!

 

しかもどうやらこの牧師さん、皆に混じって座っている自分の奥さん(同じくギリシャ人)に向け個人的ラブメッセージを放っている感バリバリ爆。

 

これがいつものアメリカの牧師さんなら、「誰にも母親がいます。母親のいない人はいませんね?」くらいで穏便にスピーチを始めるのですが。。

 

で、そのスピーチの後。

解散した人々の中に、未婚で子どものいない高齢女性のグループがとても悲しい顔をして立っているのを見かけ、私だってそうだったかもしれないと考えつつ駐車場に出たらそこでトドメのコレだった!!

 

・・・・・・・・

 

でね。でもね。

たとえば日本で有名人が自分の幸せを素直にSNSで発信したら「それができない人々への配慮を欠いてる!」ってすぐに「批判殺到」するのは、なんか、なーんかちがうなー、と思うのです。

 

ポリコレという、なんらかの苦労や引け目を負っている(とこちらが思っている)人に対する「優しい」「正しさ」。

 

その正義の返す刀?で「恵まれた人は優しくない」「幸せな人は正しくない」「みんなで不幸にしてやれ!」という暗い攻撃の淵へ暴走するのは、全然優しくも正しくもないことですよね・・

 

 

 

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