以前セブ島の病院で働いていた時は、たくさんの日系企業で働いている方達と接しておりました。

その大半の方々が、「フィリピン人との仕事は難しい」 「とにかく大変」 等と言われていたのです。

たいていの方の背景ですが、駐在員として日本から送られてきた方で、フィリピン人の管理をされているのです。




具体的にどういったコメントが多かったのかといいますと、
「納期が近くても、定時と同時に帰る」
「失敗しても報告しないで隠す」
「同じ失敗を繰り返す」
「怒られ慣れていないので、叱るのも一苦労」(過保護なので家では怒られません)
「難しい事や面倒な事はいつも先延ばして、いつまでたってもやらない」
等云々・・・・

そういった事からか、しょっちゅう納期が遅れるそうなのですが、日本にいる上司から怒られるのは日本人駐在員なのです。

「きちんと管理をしろ」など、日本の本社から言われるそうなのですが、フィリピン人を管理するのはかなり難しいのです。

彼らフィリピン人は、誰が決定権をもっているのか、誰が給料をあげてくれるのか等敏感に察知し、権限のない駐在員の言うことを聞かなくなるフィリピン人も多いのです。

また、彼らは予想外の失敗や間違いをするので(報告しないので間違いのままどんどん進む)、自分自身の仕事を止めて四六時中管理しなければ、いけないこともあるのです、

さもないと、彼等はとんでもなく簡単な事でも間違えるのです まさに、予測不能な民族なのです・・・

ちなみに、一般的なフィリピン人の管理職は、何も仕事しない、責任をとらない、威張るといったタイプです。

だから、管理職のフィリピン人を育てるのも一苦労なのです。



それでは、どうすればフィリピン人とうまく働けるのか?

私が心がけていたことは、下記3点です。
・彼らをリスペクトすること
・見本を見せてあげること
・マニュアルを作ってあげる

日本と文化は大きく違いますが、ここはフィリピンなのでフィリピン人の文化・宗教・家族等をリスペクトすることはひじょうに重要です。

そして、見本を見せないと彼らは手を抜いて動きません。マニュアルを作ってあげることはフィリピン人の健忘症対策です。(フィリピン人はすぐに忘れるくせに、メモをとりあせん)

また、理解力も世界で最下位争いをするほど乏しいので、マニュアルを見せながら教えないと理解できないことも多いのです。

このように、長年苦労をしながらフィリピン人と共存できている今日この頃です。

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