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前回の続きです。

 

 限られた期間とはいえ、毎日タクシーで通所する私を見て、みんなに、

 

「重役出勤だなあ」

 

 と言われた。自分でもそうだと思っていたが自転車に乗れないのだから仕方がない。事故に遭った自転車はというとしばらく現場に野ざらしになっていたが、事故現場が加害者宅の自宅近くだったようでしばらくの間預かってもらうことになった。

 

 相手の保険会社が決まったので早速病院と薬局に連絡し、立て替えていた医療費(薬代)はすぐに返してもらえることになった。もう大きな総合病院での治療は終っていたが行かないと返金してもらえないので通院の道中タクシーで寄ってもらうことにした。それほど大きな回り道でもないのでレシートを取り保険会社に請求する予定だった。

 

 人身の方は怪我が完治して通院が終わるまで請求額が確定しないが大まかな保険金について書いておきたい。まず仕組みとして傷害の場合、保険金120万円までは自賠責保険が先に支払うことになっているようである。120万円を超えた部分や自賠責保険でカバーできない部分を任意保険で支払うようである。

 

治療費は全額、文書料も全額支払われる。死亡や入院はここでは割愛するとして通院慰謝料は1日4200円×2倍(但し治療期間の範囲内)で計算される。休業損害は最低5700円である。これは意外と知られていないが専業主婦や有給休暇を使用した場合も対象になる。

 

 物損は自賠責保険の補償がないので任意保険からの補償となる。私の場合は自転車だけだったが、服が破れたりした場合なども対象になる。ただ年末の慌ただしい時期でもあったので、加害者の人がなかなか自転車を返してくれなかった。現物がないと損傷状況が分からないので交渉の進めようがないが、できる範囲で交渉することになった。

 

 ケチくさいことをと思われるかも知れないが、この保険会社の窓口電話はフリーダイアルではなかった。こちらからかける電話料の負担はしないとのことだった。ただ相手がすぐに折り返し電話をかけ直すことにはなっていた。携帯電話の場合無料通話がある場合があるが通話料は30秒20円と高い。私が携帯電話を忘れて公衆電話から何度かかけて交渉が長引き800円近く通話料がかかったが、これは結局支払われなかった。

 

 自転車については買ったときの値段と使用期間を調べるよう言われ5年近く乗っていることを話すと買った値段の3割程度しか支払えないという。それでは中古自転車も買えないので異議を唱えると、

 

「これは裁判して頂いても変わりませんから」

 

と強気で応じてくる。おまけに過失相殺までかかるらしい。私はこの保険会社に対する不信感を強く持った。私は20年以上前に原付で事故に遭ったことがあるがこの時の保険会社の対応は丁寧だった。

 

自転車も加害者の人に返してほしいと言っても対応は保険会社に任せているの一点張りだった。

 

ここはインターネットなどで情報収集しても限界があり、K市の市民新聞を見ていると交通事故相談という窓口があることが分かったので申込むことにした。

 

 

話は次回に続きます。