にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アスペルガー症候群へ
にほんブログ村

 

こちらも参加していますのでよろしくお願いします。

 

 ↓      ↓

人気ブログランキングへ

 

 前回の続きです。

 

連休中に私にとって最大のイベントであったマッキーのコンサートも無事終わったことから躁状態になっていた気分に陰りが見え始めるようになっていた。

 

 5月の中旬になると、事業所職員の坂上からこの月末にK市役所で事務補助の実習が5日間あるので行ってみないかという話が来た。本編でも書いたが私は事務職は正社員で12年ほど経験があるのでまずは私を派遣して次につなごうと考えている様子だった。そんなに難しい作業はないと言うことなので引き受けることにした。

 

 この実習は、障害者就業・生活支援センターの紹介で行われており、他の事業所にもいくつか声がかかっていたことが後になって分かった。私がかつて通っていてその後職員になった事業所(詳細は訓練期~黎明期で)からも派遣されてくることが分かった。また少し気まずくなりそうだったが知っている人が来ればいいなと思っていた。

 

 1週間ほどすると参加者と支援者、実習先の職員と障害者就業・生活支援センターのスタッフが一同に集まって、実際に作業を行うK市役所の某課会議室で顔合わせが行われることになった。私の事業所からは坂上と私が参加する。

 

 顔合わせといっても自己紹介をみんなでして、実習の内容と注意事項の説明が行われるだけである。この課では定期的に障害者の実習を積極的に受け入れているようで対応は手慣れていた。自己紹介は参加者だけではなく支援者や実習先の職員と障害者就業・生活支援センターのスタッフ全員で行う。私の順番が回ってきたら、

 

「てつさんと申します。発達障害(自閉症スペクトラム障害)、統合失調症と躁うつ病を持っています。事務経験は約12年ありますが至らないところも多々あると思います。よろしくお願いいたします」

 

と挨拶した。私がかつて通っていてその後職員になった事業所からは副施設長の谷が私が職員をやっていたときに知っている利用者(男性)を連れてきていた。「久しぶりですね」とその利用者(仮に中田さんとする)に声をかけると中田さんも私に気付いて挨拶してくれた。

 

 もう1人は障害者就業・生活支援センターから派遣されてきた木下さんという女性が参加することになり、5日間の実習には中田さん、木下さん、私の3人で行われることに決まった。

 

 課の職員の人は実習に当たる注意書きを読み上げて説明した上で各参加者に使用する交通手段と所要時間などについて確認していた。

1週間後に実習が始まるというところに気がかりなことが生じていた。

 

それは私の気分がマッキーのコンサートで長く高い状態が続いたので気分が落ち込むペースが速く一気に軽いうつ状態に陥っていた。それでも事務補助なら問題なくこなせると考えていた。

 

 

 話は次回に続きます。