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前回の続きです。

 

 施設外実習に入る前に服装のことを言われた。市民の手前もあるのでジーンズにサンダル姿では困るという。私は襟付きのシャツに綿パンとスニーカーで対応することにしたが、坂上はそれで問題ないという。

 

 私の自宅からK市役所までは自転車で約30分かかる。ただ始業が10時だったのでそんなに慌てなくても通えそうだった。実習期間は5日間である。終業は午後3時である。

 

 こうしてK市役所での実習は始まった。私の体調は下降線をたどっており、うつ状態になっていたが作業に支障はなさそうだった。まずはオリエンテーションと職員の紹介を行ってからいよいよ作業開始になる。

 

 最初の作業はポケットティッシュにチラシを挟み込む作業だった。人権啓発に関する内容で、障害者の実習に積極的なことも納得できる。数千個の単位だったので3人いれば1日で終わると読んでいた。読み通り午後2時頃には終わったので報告するとそれの数を分けて紙袋に詰めてほしいと言う話になったが3時までには終了した。作業が終了すると実習日誌があって、作業内容とその日の振り返りについて書き、職員に提出してその日の実習は終わる。

 

 次の日はまず職員がその日の体調を5段階で表すとどのあたりか聞かれた。中田さんや木下さんは4や5と答える中、私はうつ状態で3と答えた。

 

 この日の最初の作業は市の財産でもある備品が台帳と実態を突き合わせて確認するいわゆる棚卸しだった。備品は主にビデオやDVDなどの映像作品で、市民に貸し出しも行っていたので台帳上あるはずのものがないという現象も起きていた。これは数十本しかなかったのですぐに終わった。

 

 次はA3の市民向けアンケートを半分に折ってから三つ折りにして封筒に入るように折る作業が数千枚の単位であった。一見しただけでは多く見えるがまとめて折れるのでそれほど時間はかからないと読んでいた。余談だが私が若いとき働いていた職場では10枚以上まとめて折り、牛乳瓶で押さえて折ることが行われていた。ここは半分に折る人と三つ折りにする人に分けて折ることにするとうまく回るようになった。どうすれば効率よくできるのかは考えて中田さんや木下さんにも助言していた。

 

 この作業は途中で終わり、振り返りを行って2日目の実習は終了した。

 

 

 長くなりそうなので話は次回に続きます。