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前回の続きです。

 

 実習3日目になった。私は引き続き出席者ボードと本人の確認をしながら利用者さんの顔と名前を覚えていくだけでなく、その人がどのような特性を持っているのかを把握することに努めることに重点を置いていた。作業を通じた支援でもできる能力を最大限活用できるような支援を行わなければならなかった。

 

私は自分自身も作業をしながら、みんなの様子も観察しなければならない。中には体調を崩す人もいるので、そのようなときは見逃さず職員に報告しなければならない。

 

この日の作業はダ○ソーで売られている食品向けのトレイの数を数えて袋に入れてまとめて箱詰めまで行う作業だった。この作業は以前に勤めていた事業所でやっていたことがあるので、職員の人たちからも臨機応変な対応が求められた。私も3日目にもなると利用者の名前と特性は覚えてきたので工夫してできるようになってきた。ただ作業の合間の10分ほどの休憩の時には利用者とのコミュニケーションも少しは取れた。お昼休憩や終わってからの比較的まとまった時間ではドラクエ好きの20代女性利用者が私を離してくれなかった。

 

事業所の人も私に多くの人にコミュニケーションを取ってほしいと考えており、このままこの女性に私を独占させることは望ましくないと考えていた。これは私も同じことを考えており特定の利用者だけでなく他の利用者とも積極的にコミュニケーションを取らなければいけないと考えていたがどのように足がかりをつかんだらいいのかが分からなくて声をかけられないという場面もあった。

 

作業の手順もすべて構造化されていて誰がやってもできるようになっているが身体障害を持つ人には状況に応じてできることをやってもらうと言った配慮も必要になる。

 

精神の障害の人などでは比較的スムーズにできる人が多くて梱包や箱詰めをして納品となる。納品は職員の利用者の人1人が便乗して行い、新しい資材をもらう。ここの事業所では混乱しないようにいつも同じ作業を受注していた。

 

時間が来ると私もどのように利用者を送り出すのか分かってくるので、順番に送り出し、3日目の作業は終了になった。なお、ドラクエのことについて知りたい女性は私を待っていて私は簡単に説明し他の話にもそらしつつ、早く帰るよう促した。

 

 

話は次回に続きます。