朝からお仕事の打ち合わせに祇園エリアに行ったミモロ。「外出自粛だけど、お仕事だから行かなくちゃ～」と。
約束の時間まで、時間があったので、「疫病退散をもう一度、神様にお願いしよう～」と「八坂神社」に向かいました。
さすが、外出自粛が要望されているだけに、四条通は、まるで交通規制をしたように車が走っていません。
もちろん朝9時前ということもありますが、それにしても、今まで見たことがない景色です。
ミモロは、「八坂神社」に入ってすぐにある「疫神社」に143年ぶりに夏の厄除けの『夏越し祓い」以外に設置された茅の輪をくぐり参拝を…
「ミモロは、蘇民将来子孫です。コロナにかかりませんように～」と言いながらくぐります。う～ネコも子孫かな？「え～そんな～」とちょっと心配そうな表情に。
でも、きっと神様は、生けるものすべての命を守ってくださるはずだから、大丈夫。
もちろん本殿にも参拝を怠りません。「どうぞ、みんながコロナにかかりませんように～守ってください～」と。
「ちょっと足伸ばしてみていい？」と、円山公園へ進みます。
「だれもいないよ～」まだ時間が早いので、観光客らしき人影はありません。
いるのは、たくさんの鳩・・・のんびり桜の木の下で日向ぼっこをしています。
「桜の時期の円山公園って、こんなに広かった？」とキョロキョロするミモロ。
そう、桜の時期は、公園内には、花見の場所取りのブルーシートが敷き詰められ、その周囲には、食べ物を売る屋台がずらりと並びます。それが花見が中止になった今年は、それらがすべてありません。
「なんか、すごくいい感じ～」と、思わずミモロ。「こんな静かで穏やかな春の円山公園、初めて～」
「わ～しだれ桜まだ咲いてるよ～」
今年は、冷え込む日が多く、桜もまだ咲いています。夜のライトアップは、中止され、「きっと今年は、よく眠れるね～桜さん」
夜中、明るいライトで照らされ続けるのも、本当は、桜にとっては、つらいことかも…。
思わず、またしだれ桜を見られたミモロです。
さぁ、もうお仕事に行かなくちゃ～「は～い」と、ミモロは、四条通方向に歩き始めました。
その途中…
「あ、おはよう～何してるの？」と声を掛けたのは、桜の下にいる猫。
気持ちよさそうにうつらうつらしています。
「いいなぁ～のんびりしてて…京都の町が大変なことわかってるかな？猫だって、コロナ気を付けなくちゃいけないんだよ～」と、おせっかいなミモロは、猫に注意しています。
「いいの～人混みにはいかないから～アンタこそ、マスクなんかしちゃって大変だね～」と猫。
「う、まぁね～」と口ごもるミモロです。
観光客との接触もなくなった猫は、エサの心配はありますが、コロナ感染の危険性は少なそう。
桜の下で、静かな時間を過ごす猫でした。
ミモロは、取材のお仕事へと、人のいない四条通を進みました。
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