ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

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「京の冬の旅」。平安時代の四条後院跡にある「善想寺」。本堂の本尊阿弥陀三尊など公開

2019-02-15 | 寺社仏閣

3月18日まで「京の冬の旅」非公開文化財特別公開が行われています。ミモロは、次々に拝観を…。
今回、参拝するのは。四条大宮駅から徒歩10分ほどで行ける「善想寺」です。
  

「京の冬の旅」では、初公開される寺院です。浄土宗の寺院で、平安時代に上皇の御所である四条後院があった場所に建っています。

今回の見どころは、本堂のご本尊の阿弥陀三尊で、本堂で、また「地蔵尊」が地蔵堂からおでましになり、そのお姿が初公開されています。

「善想寺」は、天正10年、秀吉によって創建されたそう。本堂では、案内役の方から、お寺の歴史やご本尊のお話を伺えます。

「お外に石仏とお地蔵さまがいらっしゃるんだって~」と本堂に参拝したミモロは、外へ。


境内の墓所の一角に、平安時代に四条後院に祀られた「石仏阿弥陀如来」があり、こちらはいつでもお詣りできます。
長い歳月をこの地で見守った阿弥陀如来像は、すでにお顔はよくわかりませんが、穏やかな表情が想像できるお姿です。


また、門のそばには、「身代わり地蔵」として崇敬される「泥足地蔵」や「汗出し地蔵」と呼ばれる足を片方立てたお姿のお地蔵さまがいらっしいました。

そもそも、滋賀県の比叡山の麓に位置する坂本村に祀られていた地蔵尊で、比叡山延暦寺を創建した最澄さまが、自らお彫りになったと伝えられるお地蔵さまです。
「最澄さまって、仏像作りもお得意だったんだ~すごいね~」とミモロは、本堂でガイドの人から伺った話を思い出します。

そのお話は・・・なんでも、坂本村に住んでいた人が、このお地蔵さまのお堂を作るために、奮闘していたのだとか。ちょうど田植えの時に重なり、その人の田んぼでは、田植えができなかったそう。その人が困っていると、なんと田んぼには、田植えが終わっていたのだとか。だれが田植えをしてくれたのだろうと思って、お地蔵さまを見ると、なんとその足が、土で汚れていたそう。その話から「泥足地蔵尊」と呼ばれることに・・・

「お地蔵さまが助けてくださったんだ~」と、そのありがたいお地蔵さまに手を合わせます。

天正15年に、ご縁があって、ここ「善想寺」にお迎えすることになった地蔵尊。以来、多くの人の崇敬を集めています。

通常は、門の横にある地蔵堂にお祀りされており、いつでも道行く人が拝むことができます。


今回、「京の冬の旅」で特別公開されているのは、本堂と地蔵尊で、境内の「石仏阿弥陀如来」は、ふだんでも9:00~17:00に参拝することができます。また、お盆、お正月は、本堂なども参拝できます。

*「善想寺」京都市中京区六角通大宮西入る三条大宮町240 

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