毎月第2日曜日、京阪の「枚方市駅」と「枚方公園駅」の間の京街道(東海道の延長)で開催される200店ほどが参加する「五六市」は、近隣および大阪からも多くの人たちが訪れる人気のイベント。
ミモロは、以前、訪れて「楽しかった~」ということで、再びやってきました。
古い町並みが残る街道で、そこを歩きながら、いろいろなお店を覗くのが楽しいのです。
10月は、地元のお祭りも行われ、街道沿いは、さらに賑わっています。
京都にはない「ふとん太鼓の巡行」を初めて見たミモロ。「いろんなお祭りがあるんだね~」と目を丸くしていました。
祭り見物をしたミモロ「お腹空いた~」といつものように…。「あのね、どうしても食べたいものがあるの~」と向かったのは、「市立枚方宿鍵屋資料館」です。
「こんにちは~」と館長さんにご挨拶。
「あ、ミモロちゃん、また来てくれたんだ~」と笑顔で歓迎してくださいました。
ここ枚方縮は、江戸時代、京街道と淀川という陸と川の交通の要所。その歴史を伝える資料館で、「鍵屋」は、江戸時代は「船待ち宿」だったところ。そして平成9年までは、料亭旅館だったのです。
淀川では、往来する船の客を目当てに、食べ物や飲み物を積んだ「くらわんか船」が多数運行されていたそう。
その時使った器を客は、川に投げていて、今も、淀川の底からは、多数の陶器の食器が見つかっています。
館内には、多数の資料が展示され、当時の様子を伝えています。
ミモロは、階段を上がって大広間へと向かいます。
ここは、日曜日になると、地元の料理屋さんが作った名物の品々が味わえるのです。
「あの~くらわんか鮨ありますか?」とミモロ。
「はい、ありますよ~」とスタッフの方。「よかった~前は売り切れで食べそこなっちゃったの~」と、決して食べそこなったものを忘れないミモロです。
「やっぱりごんぼ汁も食べよう~。あ、栗のおこわもある。それも…」と次々に注文します。
量はそれほど多くないので、大丈夫。
「いただきま~す」と、念願のくらわんか鮨を食べるミモロ。念願かない、満面の笑み。
あっという間に、全部食べ、「やっぱり美味しかった~」と。
気付くと、また食べ物が並ぶところへ行っています。
「どれにしようかなぁ~」
まだ食べる気十分。「デザートは、別腹だよ~。くらわんか餅も美味しそう。でもシュークリームもいいなぁ~」
すべて地元のお菓子屋さんが作った品々。
「あと2個しか残ってなかったの~」と、シュークリームを選んで、パクリ。
「地元の料理、美味しいね~」と、やっと満足した様子。
景色を眺める余裕もできました。
建物の窓の外は、土手。上は道路になっていて、すぐ目の前を車が通ります。
実は、江戸時代は、この窓のすぐそばに淀川が流れていて、船が建物の下に着いたのだそう。
でも、今は、川は、かなり遠くを流れています。
淀川の氾濫の危険を回避するため、土手と河川公園が作られ、昔の風情はなくなりました。
「でも、景色の良さより、洪水や浸水がおこったら大変だもんね~」と風情のなさを諦めるミモロです。
「あの~くらわんこ君いないんですか?」とミモロは、以前来たときにお友達になった枚方のおもてなし大使のキャラクターのくらわんこ君に会いたいよう。
「もう少ししたら登場しますから、待っててくださいね~」と言われ、再びお茶を飲んで過ごします。
しばらくして、「あ、来た~」いよいよくらわんこ君との再会の時が訪れました。
「あ、ミモロちゃん、久しぶり~」
再会を喜び合う、犬とねこでした。
くらわんこのスタイルは、くらわんか船の船頭さんのスタイルで、まわしを締めています。
「なんか微妙~」とミモロがちょっと顔を赤らめたのは、後姿。
まわしの間からシッポがでています。「横に出すわけにもいかないしね~」と。シッポのないミモロにはない悩みです。
くらわんこ君にも会えたし、名物もいろいろ食べたし、街道をあちこち歩いたし…「楽しかったね~」とミモロ。
「またね~」と、くらわんこ君の看板に挨拶して、駅へと向かうミモロでした。
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