ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[清水焼の郷まつり」の狙い目は、伝統工芸士など作家さんの品。それが手の届く値段に

2018-10-21 | イベント

京都から四国へお引越しする知り合いの方への贈り物を探しに「清水焼の郷まつり」にやってきたミモロ。

「京都らしくて、京都のことを思い出してもらえるような贈り物がしたいの~」と。あちこちのお店やテントを歩き回りますが、なかなかこれぞ!というものに出会えません。お買得な品だけに、「箱がありません」という返事が多く、「う~やっぱり贈り物だから、プチプチでくるんで紙で包むだけってわけにはいかないよ」というミモロ。

「あ、そうだ!あの工房に行ってみよう・・・。でも手が出るものあるかな~」と言いながら訪れたのは、「雲楽窯」。
 
ここは、創業120年を超える窯元。現在当主は、90歳になられた三代目の斉藤雲楽さん。
京都清水焼伝統産業技術功労者であり、伝統工芸士でもあります。その作品は、優美で品格漂うもの。店内にもさまざまな作品が並びます。

花器や茶道具など、清水焼が得意とする作品です。
 

「すごく素敵で、贈り物にぴったりだけど、やっぱり手が出ない…」と、半額でもミモロの予算ではとても無理。

「あれ?ミモロちゃんでしょ!お久しぶり~」と声を掛けてくださったのは、店長さん。三代目の娘さんです。
「あ、お久しぶりです」とミモロ。実はここはかつて陶芸のことを教えてもらいに伺ったことがあるのです。
お店にいらっしゃるお客様に、素敵な器の使い方のアドバイスなどもなさっています。
 

「あの~お引越しの贈り物探してるの…でも予算があるから…」とミモロ。
お店には、素敵な品がいろいろ。
 
すべて半額くらいの魅力的な価格です。「これでごはん食べたら、美味しいよね~」とつい自分のものを探そうとするミモロ。贈り物が先でしょ!「あ、そうだった~」

「こんな感じの柄で、予算内のものないかなぁ~」とミモロ。
桜と紅葉の楓が描かれた「雲錦(うんきん)」というこの窯ならではのもの。
「桜並木のそばに住んでいたから、京都の桜を思い出してほしいし、お引越しするの秋だから~」と、ミモロの思いにピッタリです。
「それならこれはどう?」と店長さんが見せてくださったのは、同じ図柄の湯呑茶碗です。
ご夫婦に差し上げるのにピッタリ。ミモロの予算内の値段です。「いつもなら、この三倍くらいする価格なんですけど、おまつりの期間は特別。ここにあるだけです」と。「わ~これいいなぁ~でもあの~箱ありますか?」と心配そうに。
「はい、箱ありますよ」との返事。「これにする!」箱入りで5000円で購入できました。

「ミモロちゃん、こっちいらっしゃい。焼き芋ごちそうしましょうね」と斉藤さん。
「え?焼き芋?」と不思議そうな表情で、奥の工房へ向かいます。
そこには、陶器を焼く窯があります。1961年、全国で初めて、陶芸に電気窯を取り入れたのはこの工房です。

「こっちですよ~」
 
なんと陶器を焼く窯の上に、焼き芋をいれたものが並んでいます。
「こっちは保温してるんです」
「わ~陶芸の窯でお芋焼けるんだ~。なんかすごく美味しそう」と目を輝かすミモロ。
「いい匂い~」工房には、香ばしい焼き芋のかおり。お芋は、鳴門金時。なんでも今回、三代目の90歳を記念して、3000円以上購入した方に焼き芋のプレゼントがあるのだそう。

窯で焼かれたお芋は、アツアツで中までほどよく火が入っています。「さすが陶芸の窯・・・こんな焼き芋食べるの初めて!」
「アチチ~」

「ここで食べてみてください。熱いうちに~」といわれ、さっそくお店でいただきます。
「わ~甘い~しっとりして美味しいね~」思わぬおやつをいただいたミモロでした。

「よかった~素敵な贈り物も見つけられたし」ミモロの滞在時間は、1時間半ほど。

「清水焼の郷まつり」には、イノダコーヒをはじめ、飲食コーナーや野菜などが並ぶマルシェもあります。
「ここで器のお店見てまわったら、1日楽しめるね。ホントはもっといたかったのに~」というミモロでした。

*「雲楽窯」の詳しい情報は、ホームページで



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