ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

12月15日まで「神戸ルミナリエ」。25年前へ思いを胸に・・・光の回廊をめぐる

2019-12-12 | イベント

12月6日から15日まで、神戸の旧外国人居留地で開催される 光の彫刻「神戸ルミナリエ」。ミモロは、初めて行くことに。夕方、お友達と三ノ宮駅で待ち合わせして、まずは、中華街へ。
 
中華街は、以前も来たことがあります。「まずは、エネルギーをチャージしなくちゃ~」と。中華料理店が軒を連ねる町…「美味しそう~」いい匂いがミモロの鼻をくすぐります。
「どこに入るの?」とキョロキョロして、手ごろなお店を見つけ、そこへ。

 
ミモロは飲茶をいただくことに。「ごちそうさま~」食べ終ったら、お友達が用意してくれたマップを前に、見学するコースを教わります。
「結構歩くの?」「交通規制があるから、それに従って進むのよ~。大勢の人が移動するから、迷子にならないようにね~」と。「うん、ミモロ、小さいから人ごみに流されないかなぁ~」とちょっと心配そう。

お店を出ると、外はすっかり夜…中華街のネオンがまぶしく輝いています。
「これも美味しそう・・・」まだ、他の料理に未練があるようなミモロです。


今年で25年目を迎える「神戸ルミナリエ」は、1995年1月の「阪神・淡路大震災」の多くの犠牲者への鎮魂の思いと、復興への希望を託し始められました。
毎年、12月に開催され、神戸の人にとっては、悲しみと共に、未来への希望を新たにする光なのです。

開催期間は、夕方17時ごろから、元町駅前から、交通規制が行われ、自動車の乗り入れ、および人の流れも規制されます。ミモロたちは、元町の大丸近くから、人々の流れの中に入りました。
「ここでしばらくお待ちください~」と、ミモロの前に交通規制のロープが・・・
「え~ここで待つの?」「そう、ルミナリエに入るには、この辺りをグルリと廻るしかないの」と、すでに何度も来ているお友達。
しばらくして、「では進みま~す」と警備の方。車道からすっかり車の姿が消えた道をミモロたちは進みます。気づけば、ミモロは、人々の一番前。「なんか気持ちいいね~。パレードしてるみたい~」と、すっかりその気になって、時々沿道の人に手を振ったり・・・

もちろんミモロの前には、すでに大勢の人が進んでいますが、たまたま集団の区切りの一番前になってたのでした。

再び「大丸」の前に到着。町をグルリと回ったことになります。
「ちょっと待ってください~」
人々の誘導を担当する方と、しばしお話しながら待つことに。「ルミナリエに光が灯るのは、18時からですから、もう少しここで待機してくださいね~」毎年お手伝いをしている方だそう。「今夜は、寒くないし、絶好の日和ですね~」と。「うん、温かい~やっぱり京都よ神戸は、温かいんだ~」とミモロ。

18時ちょっと前に、先頭の集団が、光の回廊へと進み始めました。ミモロたちは、前が進んでから、それに続きます。
 

やがて、光の回廊が見えてきました。「あそこ?」


「きゃ~キレイ~」
 
小さなライトが、イスラム建築のような雰囲気の回廊「ガラリア」を作っています。

この光の回廊は、毎年、その年のテーマに沿ってデザインされ、イタリアから部品を運び、イタリア人職人と日本のスタッフによって作られるのだそう。
今年の作品テーマは「希望の光に導かれて、25年」というものです。
「わ~キレイ~すご~い」と目を輝かせながら、光の回廊を通るミモロです。

会場は、光の回廊と東遊園地です。

開催当初の開催期間は、2週間。それが2015年から10日間の短縮されました。大震災以降、神戸の町も復興を果たし、鎮魂の気持ちはそのままに、その意味は近年変わりつつあるそう。当初、白熱電球を使用したいましたが、2011年の東日本大震災以降は、節電の意味からLED電球への移行が進み、現在は、すべてLED電球になっています。

「でも、阪神淡路大震災の鎮魂のためにしては、開催期間が半端じゃない?」と厳しい指摘のミモロ。
まぁ当初から12月に開催されていたものの、クリスマス商戦が本格化する前に・・・ということで、この時期になっているそう。

25年の時が建ち、復興支援の動きも一段落し、協賛企業も減少。開催する人件費の増加、さらに来場者数の減少なども重なり、会場のあちこちは、支援を求める募金が呼び掛けられています。
「募金しなくちゃ~」とミモロもお小遣いから、ちょこっと・・・。

東遊園地では、「あ、宝くじだ~」ルミナリエをテーマにしたスクラッチくじを見つけたミモロ。「やりたい~」とお友達と購入。
 
「う~全部ハズレだった~。でも、これもルミナリエへの寄付になるかも~」と。300万円を狙う欲もありつつ、支援になればと思ったのですが、実は、この宝くじは、ルミナリエへの募金にはならないのだと後で知りました。
「え~そうだんな~当選したら、一部寄付できたのにね~」と、ちょっとがっかり。

最後に、神戸市役所のビルの24階から光を眺めます。
 

「あれから25年なんだ~神戸の復興がんばったね~」と言いつつ、多くの方々の犠牲に手を合わせるミモロです。

25年間で、東日本大震災をはじめ、さまざまな自然災害から、多くの犠牲者を出している近年。大切な命、そして家などを失った方々のなんと多いことでしょう。報道などで伝えられる被災地だけでなく、実は、あまり報道されていない地域での被災にも目を向けなくてはいけません。

今年も、秋の台風により、家を失った方々が、いかに過ごされているのか、政府のしっかりとした支援が望まれます。

「きっとたくさんの人が、今年の暮れを悲しい思いで過ごされているね~」と、神戸の光を見ながら思うミモロなのでした。



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