Akatsuki庵

日々と向き合って

2019夏休み旅~その11 鹿児島空港etc.

2019年09月16日 11時21分38秒 | 泊りがけの旅行

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次回からの続き~

8月29日(木)の朝7:38、鹿児島県の嘉例川駅から徒歩で鹿児島空港へ向かった。

このアクセスについて、実はかなり頭を悩ませていた。

鹿児島→神戸の航空券はスカイマークの「いま得」で4,600円。

昨年、長崎→神戸の「いま得」4,600円を予約したのだけど、当日になって台風で欠航になってしまった。→こちら

だから、消費税が10%に上がる前にどーしても!リベンジしたかった。
で、再チャレンジのルート。

でも、鹿児島→神戸便は10:25と20:25のみ。
早過ぎ、かつ遅すぎる。

迷って考えて午前便にした。これだと鹿児島観光は諦めざるをえない。でも、それは残念すぎる。
苦肉の策で思いついたのが、移動途中ならばまず無理な嘉例川駅見物だったノダ。

だけど、嘉例川駅で降りてしまうと、また乗って鹿児島空港まで移動するのが難しい。
また隼人まで戻り、国分か鹿児島中央などターミナル駅に行ってバスに乗るという手段があるが、時間もお金もかかる。

嘉例川駅から少し歩けば、バス停もあるが本数が少なすぎ、フライト時刻に間に合わない。

「距離的には鹿児島空港に近いのに」とため息をつきつつ、地図を再度見直したのが実は九州に着いてから。
別府のゲストハウスにて、夜ベットの中でのことだった。
なんなんでしょうねぇ。「窮すれば通ず」というのでしょうか、「もしかして、歩けるんじゃね?」と思いついちゃった。
グーグルマップで計測したら、やはり4.7km。
多少の坂はあっても、そこは舗装された道路がある。夜ならともかく、午前中なら危険は少ないハズ。

7:30に嘉例川駅について見物に30分かけたとしても、まだ8時。
5キロ弱の距離なら1時間もあれば到着できると判断し、当日は駅に降り立った。

通り雨が降った時は「わー、どーしよー」と思ったけど、幸いにして本当に通り雨で
嘉例川駅に着いた時には雨は上がっていた。

 「私の頭上に雨雲はかからない」と念じるのみ。

地図を頼りに坂を登った。たぶん、台地に上がったのでしょう。

雨上がりのせいか、道端の草花がとても美しく見える。

 

そして、台地を上がった先で目の前に広がっていたのは茶畑だった。

「鹿児島茶!そういえば好きだったわ~」 まさか、ここで茶畑が見物できるとは。

歩いていると、ずいぶんと蜻蛉が飛んでいた。前日も宮崎から都城へ移動する車窓からトンボを見たなぁ。
季節が夏から秋へと移っていくのをやっと実感できたっけ。

嘉例川駅を出て約30分。どうにか鹿児島空港の端っこに辿り着いた。

 

フライトまでまだ2時間以上あることもあり、やっと心に余裕ができたカナ。

 

ちょっとだけ寄道し、飛び立つ滑走路と飛び立つ飛行機をしばらく眺めていた。

なぜかね、この風景がすごく大事な気がして、じっくり眺めたい気持ちになったノダ。

この時はわかっていなかった。そればかりか、勘違いをしていた。
「鹿児島空港って、茶畑の一部を潰して造ったのかなぁ」
後から調べて、それは逆だと知った。

それと、もう一つ疑問があった。「なぜ、あんな辺鄙な場所にある嘉例川駅があんなに立派な造りなのか」。
近くに温泉場があっただけにしては、説得力が弱い。

戻ってから調べて、その理由と歴史を知った。

嘉例川駅が立派だったのは、海軍の基地の最寄り駅でもあったから。

もちろん、嘉例川駅の方がずっと古いし、昭和天皇が皇太子だった頃に利用している背景もあるけど
建物が残った理由の一つは戦時中に建設された国分海軍航空隊の第二国分基地とも無関係ではないような気もする。
嘉例川駅から索道もあったらしいし。

その基地の跡地の一部に、別の場所にあった鹿児島空港が移転してきたとのこと。
滑走路は角度を変えて改めて造成されたようだ。

ただ、地図を見ていて気がついたのだが、私がボーっと飛行機を眺めていた地点は
昭和19年に突貫工事で造られた滑走路に続く誘導路の真上みたい。→こちら

そして、そこから飛び立ったのは特攻機だった。
ちなみに、その時にいた場所から北西へ3キロほど離れた場所にある上床公園に碑もあるらしい。

特攻機が出撃した基地って、陸軍は知覧、海軍は鹿屋、というくらいは知っていたけど、
他にも幾つかあったんだ。知らなかった~

そして、幹線道路の向こう側に農産物の直売所を発見。行ってみた。

霧島茶も売っていた。

 

商品の種類がいっぱいあって、何を買ってよいのやら~(実家や友人へのお土産なんだけどねぇ)

 いろいろチョイスしてみた。(なぜか紅茶を選んだ)

霧島茶。なんかいいなぁ。

 空港も霧島茶押し。

で、しばしの寄道の後、鹿児島空港を目指して再び歩き出した。

酔芙蓉だ→

 黄色いコスモス。注)キバナコスモスではない。

やっと、空港が近くなった~ 

 国際線もあるのネ。そして、外国が近い。

8:55、鹿児島空港に到着。

手続きまでまだ1時間以上残して、余裕の徒歩行きだった。

で、空港見物もしてみた。

 

山が見えないのが残念。

 屋久杉かぁ。

お土産用の白熊も売ってる~

ちなみに、さつま揚げをお土産に買い足した。直売所でお茶を買っておいたのは大正解だった。

 スマホも充電。(隣のSurface Pro、やっぱいいなぁ)

で、いよいよ鹿児島空港を飛び立つ時刻に。

見物していた時は南から北へと飛び出していたのに、自分が飛び立つ時は北から南になっていた。

 さっき歩いていた辺りが見える。

あれ? 反転してそのまま助走?

もちろん、海軍時代の滑走路ではないけれど、太平洋に向かって飛び立つの
は特攻機と同じだとわかっていたので、複雑な思いがした。

 ただ、目的地は神戸だからすぐに旋回。日南海岸が見えた。

 

キットカットを食べながら、四国の海岸線を眺めた。(昔、修学旅行の時も同じ光景を眺めたなぁ)

ん?あれば吉野川?

 (写真ではわかりづらいけれど)小豆島も見えた。

鹿児島から神戸までのフライトは1時間弱。考えてみれば近い。

もう明石海峡大橋が。

五色塚古墳と須磨浦公園の海外線が近いぞ~

 

 ん?あれ?神戸空港を通り過ぎてる???

と思ったら、低空での急旋回!

めっちゃ怖かった~。

なにわともあれ、正午前に神戸へ到着。

三宮へ出て、昼食を済ませてから帰宅することにした。

 もちろん(?)明石焼き。

肝心の明石焼きの写真は撮ったけど、保存されていなかった~。

で、九州への旅は終わったのだけど、1週間ある休暇の2日間半が過ぎただけ。
まだ、中盤と後半が残っている。

ということで、次回へ続く~
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