Akatsuki庵

日々と向き合って

建築の日本展

2018年08月14日 03時09分31秒 | 美術館・博物館etc.
『建築の日本展 その遺伝子のもたらすもの』
 森美術館 サイト ※9月17日(月・祝)まで

 久しぶりに六本木ヒルズに行った。
 53階は高いなぁ。



 場所も高いけど、入場料も1,800円と高い。(他力本願で500円割引が効いて1,300円

 それだけにハイレベルな展覧会~という先入観があり、私みたいな素人に理解できるかしらん?と不安に感じながら、内部へ。

 まず、目に飛び込んできた木組みに圧倒された。

 
 北川原温《ミラノ国際博覧会2015日本館 木組インフィニティ》
 ※この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。

 多くの木材で節がついているのが、逆に印象的。(フツー、節つきは嫌われるからね)

 北川原温《ミラノ国際博覧会2015日本館 木組インフィニティ》
 ※この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。

 建築作品は模型が写真パネルによる展示。
 でも、会津の栄螺堂は成功だし、名護市役所(→こちら)とかすごい。

 この前、金沢を訪れた時にスルーした鈴木大拙館も建物がユニークだったのね。(行けばよかった)

 気に入ったのは京都市のNISHINOYAMA HOUSE。→こちら

 京町家のようなコンセプトで屋根の一部を共有しながら、10戸がおうちがある共同住宅。

 全ガラス張り? お風呂はキッチンは? 迷路みたいな、でも京町家の要素もあるような、不思議な集合住宅。
 映像解説をみても、わかったような、わからないような。

 住人のほとんどがセカンドハウス(別荘)で時々住んでいるみたい。

 藤森照信さん設計の草ハウス?(ラコリーナ近江八幡)もおもしろ~い。→こちら

 面白かった~

 それと忘れちゃいけない、待庵の写し。

 《待庵》
 ※この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。

 山崎で見学したこともあるし、大徳寺の瑞峯庵内の平成待庵も見学し、堺の利晶の杜の写しも見たけど、
 見た目は同じなんだけど、なんか雰囲気が違うような?不思議な感覚。

 目の前の白洲は木くずだしね。

 《待庵》
 ※この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。

 中にも入れた。

 室床のところがはっきりわかって、感動もの~

 茶道口の外(水屋)にも入れたしね。

 床の間は本家と同じ長さ(幅)かなー。(平成待庵や利晶の杜のは幅が広いんだよね)
 だから、限りなく本家のコピーなんだろうなと思った。

 動画撮影も可能な映像パフォーマンスも面白かった。

 齋藤精一+ライゾマティクス・アーキテクチャー《パワー・オブ・スケール》から
 ※この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。

 藤森さんの高過庵。

 齋藤精一+ライゾマティクス・アーキテクチャー《パワー・オブ・スケール》から
 ※この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。


 美術館2つハシゴした後に訪れたのに、ササっと見て帰るはずが1時間以上も滞在してしまった。

 で、展望室も入れるからと、そちらへも寄った。(スカイデッキは別料金)


 水槽が涼を呼ぶ~


 新国立美術館の建物は上から見てもユニークだ。


 ミッドタウン六本木。
 霞んでるし、スカイデッキは行かなくて正解。

 帰りはけやき坂へ出た。

 10年前はちょくちょく歩いた坂。懐かしい。


 ブリッジの向こうに東京タワー。夏の夕暮れがいい感じ。

 行ってよかった展覧会。
 

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