世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

田中玄華・田中幻魚(たなかげんげ)・ばばちゃん・ばぁばぁ

2019年02月17日 07時38分35秒 | Weblog


タナカゲンゲ・ババチャン・ババァ

【語源】
スズキ目、ゲンゲ科の魚。

標準和名は「タナカゲンゲ」。
この名前の由来はハッキリとしていませんが、標準和名の定義を作った
田中茂穂氏のタナカからだと言われています。

しかし、産地では「ババァ」、「ババチャン」で通っており、
「タナカゲンゲ」・・・と言っても通じない事があるほど。
「ババァ」は名のとおり、顔がお婆ちゃんに似てるから・・・!


      タナカゲンゲの煮付け

【旬】
旬は、北陸・山陰でズワイガニ漁が行われる頃・・・冬です。


【うんちく】
全長1㍍にまで育つ大型魚です。
水深300㍍以深に生息する深海魚。底引きや刺し網で漁獲される
「ゲンゲ」の仲間は「下の下」と言われ、かつては見向きもされない
魚でした。
しかし、鳥取県岩美町で、ズワイ蟹漁に混獲されるこのババチャンを
「松葉蟹に続く街の名物にしよう~」・・と言うキャンペーンに
よって、局面が変わりだしました。キャンペーンが始まったのは10年
ほど前。

豊富に流行のコラーゲンを含んでいる事も功を奏し、産地では大人気
に・・・。全国デビューも近いかもしれませんね~


【ブランド・産地】
ブランドと言えるかどうか?は、疑問ですが、少ない漁獲量と北陸、
山陰地方などの特定地域でしかあがらない希少性によって、ブランド
が確立しつつあると言って良いでしょう。


     ババァの刺身
【栄養と効果・健康】
詳しい事はわかりませんが、ゼラチン質の身には、かなりの量の
コラーゲンを含んでいる事は予想できます。


     ババチャンの鍋
【産地ならではの漁師料理】
ババチャン料理の代表は何と言っても鍋。
昆布出汁、又は、薄めの醤油味の鍋で・・・漬けダレは、ポン酢で
食べるのが漁師流。
身離れが良く、たんぱくで濃厚な身は、アンコウにも引けをとらない
と評判です。

また、甘辛煮もお勧め。特に頭の部分はすこぶる美味く、たっぷりの
コラーゲンを含んでいます。

料理のコツは、タワシで体表の滑りをよくとる事と、血合いを丁寧に
取り除くこととか・・・。

鮮度の良い物は刺身や昆布〆もお勧めです。






いつも応援ありがとう~

にほんブログ村 グルメブログ いろいろなグルメへ
にほんブログ村


東京ランキング




ブログ王ランキングに参加中!

 

 






      







     



プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】


 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ニシヤマ)
2023-02-11 11:16:53
今朝、行きつけの対面鮮魚店で初めて知りました!
顔に似合わず美味しいんですね!
しまった!買えば良かった!
興味津々で、記事読ませていただきました。

https://ameblo.jp/haru26sakura/entry-12788737414.html
ニシヤマさんへ (マグロ君)
2023-02-13 10:38:47
関東では全く出会えない魚です~~

富山で良く食べました~

次回はチャレンジしてください~

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。